最近よく耳にするようになったのが、「キャッシュレス」。
消費税増税に伴い、現金ではないキャッシュレス決済で実質値引きの特典が始まります。
ただ、あれこれ面倒な手続きをしなきゃいけないイメージで、何をすればいいのかさっぱりな人も多いはず。
新制度のキャッシュレス決済によるポイント還元が、どんな決済手段を対象にしているのか、今までの決済方法で大丈夫なのか、ご紹介していきます。
ポイント還元対象のキャッシュレス決済手段は電子マネーやクレカなど
10月からの消費税増税に伴い、新たにスタートするのが、キャッシュレス決済によるポイント還元制度。
一般的に、キャッシュレス決済は、現金でのやり取りを行わない取引を意味します。
まさに、現金(キャッシュ)を使わない(レス)ですね。
ただ、現金以外の方法という定義だとあまりにも広すぎるので、キャッシュレス決済によるポイント還元が対象の手段(方法)を下記の4種類としています。
- クレジットカード
- デビットカード
- 電子マネー(プリペイドカード)
- スマートフォン(QRコード決済など)
この4種類のいずれかの決済方法で支払いをすれば、5%ないし2%のポイントが還元されます。
例えば、ポイント還元率が5%のお店で1万円(消費税込み)の商品を購入すれば、500円分のポイントを受け取ることができます。
この場合、実質値下げになり、消費税の増税分の影響を受けずに買い物ができることになります。
キャッシュレス決済でポイント還元の大事な点は、対象の4種類の決済方法を使うことです。
キャッシュレス決済は事前登録や申込不要でポイント還元
突然、新しいポイント還元制度が始まり、「キャッシュレス決済」と聞きなれない言葉で戸惑いも多いと思います。
ポイントを受け取るために、新しく何か登録しなきゃいけないのかな…と面倒に感じている人もいるはず。
でも、ポイント還元対象の4種類の支払方法は普段の生活でお馴染みのものばかりです。
4種類すべての方法を使っている人は少ないとしても、このどれかで支払いに使っている人は多いはずです。
特に、SuicaやPASMOなどの交通系や、楽天Edy、WAON…電子マネーは毎日の生活で欠かせない手段ですよね。
しかも、普段使い慣れているこの4種類のキャッシュレス決済を大した手続きすることなく、ポイントが還元されます。
今までと同じ使い方で良い場合が多いです。
例えば、お馴染みのSuica。
キャッシュレスマークが付いた対象のお店で買い物をすれば、最大で5%のJRE POINTを受け取ることができます。
つまり、20円につき1ポイント付与されます。
Suicaは一例ですが、使用頻度が多いクレジットカードも、事前登録や申込は不要でポイント還元があります。
今回の新制度が始まって面倒くさそうと感じるのは、PayPayやLINE Pay、楽天ペイなどでキャンペーンが増えているからだと思います。
最近、「新規に登録したら1000ポイント付与」みたいなキャンペーンを見かけることが多くなりましたが、タダで貰えるなら登録しておこうかな…と考えている人が多いのかなと。
スマホを使ったQRコード決済はあくまで新制度対象の4種類の一つにすぎません。
スマホを使った決済ではないとポイントが貰えないというわけではありません。
https://cashless.go.jp/consumer/branches-typeA.html
今使っている決済方法がポイント還元の対象なのかどうかは、上記の経済産業省が提供するページでチェックすることができます。
拡大するキャッシュレスで、決済手段を管理が大切
消費税が10%に引き上げか、8%のまま据え置きか、ギリギリまで議論されていたこともあって、まだ世間にキャッシュレス決済によるポイント還元が周知されていない感があります。
この制度に伴って急にPayPayやメルペイなどのキャンペーンが増えたので、最初はポイント還元の恩恵を受けられるのはスマホを使った決済だけだと勘違いしていました。
「キャッシュレス決済」という普段の生活であまり聞きなれないワードが出てきたので戸惑いますよね。
でも、キャッシュレス決済のポイント還元は、いつも使っている電子マネーやクレジットカード決済も対象です。
買い物をする時にキャッシュレス決済マークが付いているお店かどうかチェックさえすれば、何の手続きなしにポイントが付与されます。
新制度の対象手段は電子マネーやクレジットカードなど4種類。
その中で通信会社やコンビニ、鉄道系、ネット通販などが様々な決済方法を提供していて、もうわけがわからない状態に。
各社キャンペーンを出していてタダでポイントが貰えるなら登録したい気持ちも分かりますが、決済手段だけが増え続けて何を使っているのか管理できないのは逆に得をしないことも。
しばらく様子見でどの決済方法がメジャーなのか、少し見極めてからメインの決済方法を決めていくという感じでもいいかもしれませんね。