六本木駅からすぐ近くの麻布十番に住んでトータル4年。
麻布十番とは言っても交通の便が良いロケーションなので六本木駅から乗り降りすることも多いです。
六本木駅周辺は六本木ヒルズをはじめ、東京ミッドタウンなどの大型商業施設やオフィスビルが並び、飲食店やクラブも多く、新宿に並ぶ歓楽街です。
2023年には第二の六本木ヒルズとなる「麻布台ヒルズ」の開業で六本木周辺が更に盛り上がる予感。
地元の住民ならではの六本木駅の住みやすさや治安、生活面などを具体的にご紹介していきたいと思います。
ポイント
目次
六本木ヒルズの最寄駅「六本木駅」とは?
六本木駅は、東京メトロ日比谷線と都営大江戸線の2路線にアクセスできます。
この2路線は同じ駅名ですが住所が違うのが特徴。
日比谷線の六本木駅は港区六本木6丁目ですが、大江戸線の方は赤坂9丁目。
最寄りの路線は六本木ヒルズなら日比谷線、東京ミッドタウンなら大江戸線です。
さらに、大江戸線の六本木駅は日本の地下鉄で最も深い場所に位置しています。
地上に出るだけでも何度もエスカレーターを登らないといけないので3、4分は時間がかかるはず。
その為、大江戸線から日比谷線のホームに行くには少なくとも5分以上はかかります。
六本木駅は、六本木ヒルズや東京ミッドタウンなどの複合商業施設の他にも、オフィスビルやタワマン、ホテル、学校などの最寄駅となっているので乗降人員は23万人と多いです。
ラッシュアワーの時間帯は大混雑です。
ちなみに、六本木は一丁目から7丁目まで7つに分かれていますが、一昔前は麻布の一つでした。
東京ミッドタウンに近いところにある麻布警察署があるのも昔の名残からです。
六本木駅周辺には、六本木一丁目駅や麻布十番駅、乃木坂駅、広尾駅、神谷町駅などがあります。
その中でも、六本木駅の混雑具合はダントツに多いです。
平日は会社員や学生、休日は観光客やパリピーで朝も夜もひっきりなしです。
六本木駅周辺の住みやすさ・住居環境
六本木駅は住んでみたい、憧れの場所として有名です。
ですが、個人的には六本木駅周辺には住みたいと思えません…。
というのも、六本木の夜の繁華街の雰囲気が合わないのと、年中人通りが激しい環境だからです。
賃貸マンションの家賃相場は高い。月100万円も!
六本木のマンションといえば、六本木ヒルズレジデンスやリッツカールトン、六本木グランドタワーレジデンスなどのタワーマンションのイメージが強いと思います。
確かに、六本木駅周辺にはタワマンも多いですが、10階建て前後の一般的なマンションも多く、5階建てくらいの低層階マンションも少なくありません。
数で言えば10階建て前後の物件が圧倒的に多いです。
六本木駅周辺のマンションの特徴は、とにかく家賃が高いこと。
家賃が月100万円どころか、200万円、300万円台の物件があるほど。
(パークマンション檜町公園)
東京ミッドタウン近くの「パークマンション檜町公園」は分譲価格が55億円で現時点では港区で一番高い物件です。
(2023年に完成予定のアマンレジデンス東京は噂では100億円以上とか…)
六本木駅周辺の間取り別家賃相場
- ワンルーム:14.62万円
- 1K:13.13万円
- 1LDK:26.16万円
- 2LDK:39.37万円
- 3LDK:69.05万円
一人暮らしをするにしても13万円前後の家賃が必要です。
ちょっと広めの部屋となると、家賃は25万円を超えてきます。
二人暮らしをする夫婦やカップルだと1Kで泣く泣く暮らしている方もいます。
また、築年数が古めの物件が多いのも六本木駅周辺の特徴です。
築年数が30年どころか、50年を超える古い物件もちらほら。
人気のエリアなので古くてもニーズが多いのと、繁華街の為に建て替えするのが大変という事情もあります。
ただ、古い物件でもリノベーションはしっかりされているマンションが多く、外観ほどの古さは感じない物件は多いと思います。
そもそも、六本木ヒルズレジデンスの築年数が20年なので、六本木駅周辺で築浅物件はごく稀です。
(2023年完成予定の日本一高い場所にある「アマンレジデンス東京」)
六本木駅周辺には様々な駅が点在しています。
一般的に徒歩10分圏内を条件に検索すると思いますが、あえて最寄駅から15分圏内で検索すると六本木駅の他に、麻布十番駅や六本木一丁目駅など複数の駅を利用することができるのでおすすめです。
この場合、利便性が良い上に、万一六本木駅にうんざりしても別の駅を利用することもできるメリットがあります。
六本木駅近くの麻布地区総合支所で住民票など手続きが簡単
六本木に引っ越しをすれば、まず最初に住民票(転入届)や免許証の住所変更で役所や警察署などで手続きしに行くことになります。
港区役所は芝公園にあり六本木駅からはかなり距離があります。
実は港区は北は青山から南は台場までと広大なエリアです。
その為、港区では芝地区、麻布地区、赤坂地区、高輪地区、芝浦港南地区の5つのエリアに総合支所を設けています。
六本木を管轄している麻布地区総合支所で、住民票や国民健康保険、マイナンバーカードなどの手続きはここで簡潔します。
わざわざ遠い港区役所まで行く必要はありません。
実際、住んで4年になりますが港区役所に行ったのは婚姻届を提出しに行った時くらいです。
免許証の住所変更は麻布警察署で手続きが可能です。
2021年までは六本木駅と六本木ヒルズの中間に麻布警察署が位置していたんですが、ボロボロな建物だったこともあり現在は東京ミッドタウン近くにあります。
また、港区図書館もエリアごとに図書館を設けており、六本木駅から一番近いのが麻布図書館です。
港区図書館の図書カードを持っていれば麻布図書館以外の青山や赤坂、三田などの図書館も利用することができます。
土地柄、どの図書館もパソコン席が用意されており仕事や勉強もしやすい雰囲気です。
この他、確定申告でお世話になる麻布税務署は六本木ヒルズから元麻布方面に数分歩いた距離にあります。
官公庁での手続きはそう多くはありませんが、麻布地区総合支所で行政手続きがほぼ完了するのは便利です。
ちなみに、普段は受付時間が午後5時までですが水曜日に限り7時まで受付をしています。
港区の1割は外国人。六本木は危険地域と警告され治安は不安
六本木で暮らすときに家賃と同じくらい気になるのが治安だと思います。
六本木は新宿歌舞伎町ほど大きくないものの、歓楽街の一つです。
歌舞伎町と大きく異なるのは、外国人がとにかく多いこと。
駅を出た瞬間から外国人の方がたむろしていて、六本木交差点周辺は終電が終わった時間帯でも外国人、キャッチ、ナンパをする人、酔っ払い…など夜中でも賑やかです。
六本木でも外国人やパリピーを多く見かけるのは六本木交差点からクラブが多い六本木5丁目あたりです。
逆に、六本木1丁目や物静かですし、六本木ヒルズがある六本木6丁目周辺はそれほど気になりません。
もちろん、外国人が多いから怖いとか治安が悪いというわけではありません。
港区の居住者の1割以上は外国籍の方です。
同じマンションにも何人か外国の方が住んでいますが住民トラブルを含めて面倒なことはありません。
ここまで外国人の方が多いのは国際色豊かなので日本でも住みやすいからだと思います。
六本木や麻布十番にアメリカ大使館をはじめ、フランスやドイツ、中国など50ヵ国以上の大使館・領事館があるのでビザなどの面で便利でしょうし、外資系企業や異国のレストランもあります。
ちなみに、六本木はアメリカ国務省やイギリス大使館、オーストラリア大使館の旅行者向けに危険地域として警告されているエリアです。
アメリカ大使館がすぐ近くにある場所で警告を出すほどなので六本木の治安はあまり良くない…と言えるかもしれません。
六本木は昼と夜とで雰囲気が大きく違う街です。
日中に物件を内覧したときは雰囲気が素敵だと思っても、夜は全く違った雰囲気になっている可能性もあります。
子供連れや女性の一人暮らしで治安を重要視される方は念のために夜の時間帯もチェックした方が良いかもしれません。
六本木駅周辺には成城石井や明治屋、ドンキなどスーパーは多い
六本木で生活するなら周辺のスーパー事情もチェックしておきたいところです。
駅近と言える範囲にはスーパーはないものの、六本木駅から徒歩5分から10分圏内に様々なスーパーが並んでいます。
例えば、成城石井や明治屋、リンクス、オリンピック、まいばすけっと、ドンキーホーテ、マルエツなどが多数…。
どの店舗もワインやシャンパン、チーズの品揃えが豊富です。
スーパー以外のお店だと、六本木ヒルズや東京ミッドタウンにブランド店やユニクロ、無印、ドラッグストアがあります。
また駅から徒歩3分のところにドンキホーテがあり、食品からフライパン・包丁、布団、家具など生活に必要なグッズはドンキだけで揃えることができるので便利です。
2022年現在では六本木駅の出口を出たところにビックカメラがあるんですが閉店するとか…。
六本木に限った話ではありませんが、どの店舗もインフレによってお値段は高めです。
もっと安く仕入れるならイトーヨーカ堂・西友などのネットスーパーを使う手もあります。
ちなみに、Amazonやヨドバシカメラでネット注文するなら最短で当日、遅くとも2日くらいで商品が届きます。
一人暮らし、ファミリー層・子育てのしやすさ
(小学校から大学まである東洋英和女学院)
六本木駅周辺はファミリー層にとって個人的に住みづらい街だと思っています。
物件としては家族連れでも住めるマンションは六本木駅周辺にもあります。
例えば、3LDKの家賃相場は約69万円。
同じ間取りで神谷町駅は約122万円、六本木一丁目駅は約89万円なので意外に良心的な気がします。
駅周辺には公立の小中学校や東洋英和女学院、麻布中学校などの学校はあります。
また、麻布台ヒルズには都内最大のインターナショナルスクールが開設される予定なので教育の機会は充実していると思います。
ただ、駅周辺は子供が遊べる公園がほとんどなく、小さな子供が出歩くには心配なエリアです。
東洋英和女学院は小学校からありますが、お出迎え?と思しき母親をちらほら見かけます。
六本木はどちらかと言えば、一人暮らしに特化したエリアだと思っています。
ただ、治安は決して良いエリアではないので女性の一人暮らしには正直向いていないと思っています。
個人的には男の一人暮らしも物騒というか落ち着いて暮らすことができない気がします…。
六本木駅は日中と夜とで一変。時間帯を変えて要チェック
「六本木に住む」というのは一種のブランドだったり憧れを持つ方もいる一方で、住みたくないと好き嫌いがはっきりする街だと思います。
職場や遊びに行くお店が近いでもない限り、六本木駅周辺でのマンション探しは家賃も高額ですし、治安も決して良いとは言えないので個人的にはあまりおすすめできない気がします。
特に六本木に強いこだわりがなければ、麻布十番駅は商店街があり閑静な街でおすすめです。
家賃相場は同じくらいです。
あとは、同じ大江戸線の赤羽橋駅や大門駅(浜松町駅)、目的地によっては乗り換えが必要ですが白金高輪駅や目黒駅などは家賃相場が少し安めでおすすめです。
普段から六本木駅も使いますし、周辺を夜にランニングしていて怖い経験は一度もありません。
とは言え、夜になると日中のオフィス街のイメージが一変し、繁華街と化します。
新型コロナが起こる前までは金曜や土曜の夜になるとクラブの前にはお客さんで行列があったほど。
六本木駅周辺で住む場合には昼だけでなく夜の雰囲気もチェックしてから家探しをした方が良いです。
光回線は引っ越し前に申し込みがおすすめ
キャッシュバック&コスパが良い、ソフトバンク光がおすすめ
引越しと同時に考える必要があるのが、光回線です。
電気やガスはすぐに対応してくれますが、光回線を利用するには回線工事が必須な為に引越し直後からインターネットを使うには引越し前から準備が必要です。
回線工事には数週間から数ヶ月も時間がかかる場合があります。
光回線でおすすめのプロバイダが私も利用中のソフトバンク光(Softbank光)です。
ソフトバンク光は月額料金が安く、キャッシュバックが充実しているのが魅力です。
一般のキャッシュバックの他に、回線工事費も実質無料ですし、他社の解約金も最大42,000円までソフトバンクが負担してくれます。
各プロバイダにはソフトバンクやドコモ、auなどのスマホ割があります。
ただ、このスマホ割は有料オプション加入など何かしらの条件があるのでスマホ割はおまけ程度に考えておいた方が良いです。
実際、スマホはUQモバイルを使っているのでスマホ割を受けていませんが、ソフトバンク光を使っています。