私は、この浦安市に2012年8月から2018年1月まで6年半暮らしていました。
住みやすさや東京へのアクセスなど総合的に考えて、浦安市を終の棲家として考えていた時もあるくらい大好きな街ですし、自信をもって千葉県のみならず全国でも住みやすい街だと思っています。
ポイント
目次
浦安市はどんな街?全国でも財政力はトップクラス!
浦安市は千葉県の北西に位置する街です。
東に隣接しているのが同じ千葉県の市川市で、西が旧江戸川を挟んで東京都の江戸川区になります。
旧江戸川を渡ればすぐに東京です。
浦安市と言えば、なんといっても、東京ディズニーリゾートが有名な街です。
東京ディズニーの発展とともに、浦安市も成長していったと言っても過言ではないかもしれません。
実は、浦安市の財政力は全国的にもかなり高くなっています。
2012年には震災による液状化の影響を受けながらも、地方公共団体の財政力を示す指標である、財政力指数では全国1位になりました。
2013年以降も財政力は全国上位をキープしています。
財政力が良いのは東京ディズニーがあるから?と思う方が多いですが、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドからの法人税は浦安市の歳入のうち1割程度です。
一企業からの法人税が歳入の1割程度というのは決して小さな金額ではありませんが、浦安市はオリエンタルランドを除くと大企業と呼べるものはありません。
でも、トヨタ自動車の城下町とも言える豊田市と比べると、1割は非常に小さい割合です。
では、なぜ浦安市の財政が健全かというと、高齢化率(総人口に占める65歳以上の人口の割合)が低いために、社会保障費が低く抑えられ、働く層の割合が多いために安定した収入があるからと考えられます。
浦安市の高齢化率は14.7%で、千葉県の中では最も低い数値であり、川崎市中原区と並んで全国で最も高齢化率が低い街でもあります。
この財政力の高さは、住民サービスにも反映され、より暮らしやすい街となっています。
例えば、おさんぽバスやランニングコース、国民健康保険料の安さなど、当たり前なようで財政が健全な浦安市ならではの充実したサービスがいくつもあります。
浦安市にある鉄道路線は、JR京葉線と東京メトロ東西線の2本です。
このページでは、京葉線を境にして内陸側を「内陸エリア」、海沿いを「湾岸エリア」と呼ぶことにします。
内陸エリアと湾岸エリアとでは、住みやすさや駅までのアクセス、買い物のしやすさなども大きく変わっていきます。
ちなみに、私が住んでいたのは千葉県浦安市北栄という、内陸エリアです。
交通機関は東京メトロとJR京葉線、バス
国内でも混雑がひどい浦安駅、東京駅まで1本の新浦安駅・舞浜駅
浦安市の交通路線は、JR京葉線と、東京メトロ東西線の2本です。
(正確には、ディズニーリゾートを結ぶ舞浜リゾートラインはありますがディズニー以外では使うことがないので除きます。)
JR京葉線は、新浦安駅と舞浜駅、東京メトロ東西線は浦安駅があるので、浦安市には合わせて3つの駅があります。
浦安駅は内陸エリア、新浦安駅・舞浜駅は湾岸エリアです。
浦安駅の東西線は中野駅と西船橋を結び、その間には日本橋や大手町、飯田橋、神楽坂など有名な街を通ります。
浦安駅に乗れば簡単に都内に出られるので、渋谷でも40分程度で行くことが出来ます。
ちなみに、東西線は東京メトロなので本来は地下鉄なのですが、メトロの中でも東西線は最も地上に面している路線です。
西船橋駅から西葛西駅まではずっと地上を走っています。
東京へのアクセスの良さでは、JR京葉線よりも断然、東西線の方が便利なのですが、デメリットが車内の混雑率が半端ないということです。
東西線のラッシュアワーの混雑率は199%ということで、8時前後は都内に行くまではぎゅうぎゅう詰めの中で過ごすことになりますが、ホントにストレスです。
ただ、浦安駅の時点では座ることは出来ませんが、ぎゅうぎゅう詰めという状態ではありません。
一方で、湾岸エリアにある新浦安駅・舞浜駅は浦安駅と比べると通勤・通学で使う時間帯であればそれほど混雑はしていません。
でも、舞浜駅は東京ディズニーリゾートを利用する人でたくさんなので、時間帯によっては大混雑している時もあります。
新浦安駅・舞浜駅から東京方面には葛西臨海公園がありますし、千葉方面にはららぽーとがある南船橋駅、三井アウトレットパークがある海浜幕張駅があり、買い物は便利です。
ただ、京葉線から都内へ出るのが結構行きづらいです。
都内では東京駅までですが、京葉線は東京駅の一番端にあるので中央線や山手線に乗り換えるのに徒歩で結構歩かなければなりません。
どこでも100円のおさんぽバス、浦安市内を巡る東京ベイシティ交通、京成トランジットバス
浦安市は、内陸エリアの浦安駅、湾岸エリアの新浦安駅・舞浜駅が東西に平行に走っています。
このJR京葉線と東京メトロ東西線を浦安市内で直接行き来しづらい点があります。
そこで、便利なのがバスでの移動です。
浦安市内で利用できる主なバスは、おさんぽバスと、東京ベイシティ交通、京成トランジットバスの3種類あります。
おさんぽバスは、浦安市が運営しているコミュニティバスで、どこに乗り降りをしても1回100円で利用することが出来るバスです。
20分間隔で走っていて、時間に余裕がある人であればおさんぽバスでの移動が良いと思います。
一方で、民間のバスなのが、東京ベイシティ交通と京成トランジットバスです。
おさんぽバスは路線が少ないですが、民間のバスを使えば浦安市内全域を移動することが出来ます。
しかも、東京ベイシティバスは浦安地区、新浦安地区からそれぞれ東京駅や秋葉原駅、成田空港・羽田空港行きの高速バスがあります。
高速バスを活用すれば、満員電車のようなストレスなく、座って通勤・通学することが出来るので便利ですよ。
家族・一人暮らしが住むなら知っておきたい、浦安のイロハ
蔵書数が多く、ネット予約や貸出が簡単な浦安市立図書館
私が浦安市を好きな理由の一つに、浦安市立図書館の存在が大きいです。
実は、浦安市立図書館は人口一人当たりの司書数・蔵書数が多く、公立図書館としては全国でも有名な図書館です。
全国各地から視察が訪れるくらい、使いやすい図書館です。
レトロな本から出版されたばかりの本まで蔵書は豊富ですし、インターネットを使ったネット予約で貸出・延長など使いやすくなっています。
ディズニーの花火を見ながら湾岸・旧江戸川沿いをランニング・サイクリングが楽しい
浦安市の大部分が、東京湾か旧江戸川に面しています。
それぞれ、ランニングコースが設置されています。
旧江戸川沿いのランニングコースは隣の市川市や、本流の江戸川までランニング出来るようになっています。
若干、コース状況が痛んでいる個所はありますが、道幅は広く、ディズニーの花火を見ながらのランニングは最高です。
また、東京湾側では最近ランニングコースが延長されており、コース状態はキレイです。
タータンとアスファルトの2種類のコースが整備されており、東京湾を見ながらのランニングも最高です。
私は、自宅があった北栄から東京湾沿いまで行って戻る12キロのコースを良く走っていました。
スーパー・飲食店は浦安駅は豊富。でも新浦安駅は少なめ
浦安市に引っ越しを考えている人にとって関心事のスーパーや飲食店は浦安駅周辺の方が多めです。
浦安駅周辺には、24時間営業している西友やダイエー、フジマートなどがあり、駅の周辺なのでアクセスはしやすいです。
中でも西友は、ダイエーなどのスーパーよりも商品数が多く、価格が安いです。
また、浦安駅はファミリーレストランや牛丼屋(吉野家・松屋・すき家)、ラーメン、居酒屋などの飲食店が豊富にあります。
一方で、新浦安駅は駅ビルがあり、その中にはスーパーや飲食店があります。
新浦安駅の目の前にはイオンもあるので、食料品から日用品、家電まで生活に必要なものを揃えることが出来ます。
新浦安駅を出てしまうと、あとはケーヨーデイツーやトイザらス、イトーヨーカドーがポチポチあるくらいです。
順天堂大学医学部付属浦安病院、東京ベイ・浦安市川医療センターが大きい
浦安市内には、スーパーと比べると、比較的病院は充実している気がします。
内陸エリアにも湾岸エリアにも大中小の病院・クリニック(診察所)・歯科医院が数多くあります。
中でも、浦安市内で大きい病院が、順天堂大学医学部付属浦安病院と東京ベイ・浦安市川医療センターの2院です。
順天堂大学医学部付属浦安病院は新浦安駅から徒歩8分の場所にあり湾岸エリアをカバーし、東京ベイ・浦安市川医療センターは浦安駅から徒歩8分で内陸エリアをカバーしています。
どちらの病院も初診時に紹介状がないと、医療費とは別に特別料金がかかります。
ちなみに、中学生までの子供の医療費は全部または一部を助成する医療費助成があります。
浦安駅・新浦安駅の中古住宅の資産価値に期待
浦安駅、新浦安駅にある中古住宅の騰落率は2017年は前年よりも上昇しています。
過去のデータがないので予測になりますが、浦安は東日本大震災により液状化の被害を受け、2011年、2012年の資産価値は大きく下がったに違いありません。
その液状化も時間とともに忘れ去られ、5年前と比べると資産価値は上昇傾向にあるようです。
https://diamond.jp/articles/-/159194?page=5
中古のマンションや戸建てを購入する際に気になるのが資産価値ですが、新築販売価格に比べて中古住宅の価格がどれくらい下落したかを表すのが騰落率です。
浦安駅と新浦安駅の平均騰落率を比べてみると、新浦安駅は2016年、2017年ともに騰落率がプラスになっています。
つまり、新築で購入した時よりも資産価値が高くなっていることを表しています。
一方で、浦安駅は騰落率がマイナスですが、前年比では上昇しており、中古住宅を購入する上では良い傾向だと言えます。
浦安市役所へのアクセスが悪く、浦安駅・新浦安駅から徒歩20分以上
浦安市役所は、2016年に10階建ての新庁舎を完成しました。
旧庁舎の横に新庁舎が建設されたので場所は変わらないのですが、その浦安市役所までのアクセスが決して良くありません。
浦安駅からも、新浦安駅からも、浦安市役所まで徒歩だと20分以上はかかります。
浦安市役所の向かいに浦安市立中央図書館があるので、車や自転車、バスで移動することになります。
浦安市役所には自転車の駐車スペースはありますが、自動車の駐車スペースはわずかなので、向かいの浦安市立中央図書館に駐車するのが便利です。
駐車料金は無料です。
浦安市の凶悪犯罪件数は年々減少し治安も改善しつつある
平穏な暮らしができるかどうかは、安全・安心な街かどうかに関わってきます。
浦安市に暮らしていて、治安が悪いと感じることはありませんでした。
私は、夜に川・海沿いをランニングしたり、ディズニー周辺をロードバイクで走っていましたが、何らかの被害に遭ったということはありませんでした。
財政力が高い浦安市だからこ住民サービスが充実していますよ
私が浦安市に6年半生活していく中で、新しく浦安に引っ越しをするべきかどうしようか迷っているならこんな情報が欲しいなというものをご紹介しました。
浦安市の良さである、図書館やキレイに整備されたランニングコース、100円で乗れるおさんぽバス、中学生までの医療費免除など、1人暮らしでも子供がいるご家族にとっても行き届いた住民サービスが浦安市にはあります。
こんな充実したサービスを浦安市が提供できるのも、浦安市の財政力が高いためです。
きっと、引っ越し先を探す時には、「暮らしやすさ」「治安」「買い物が便利かどうか」「アクセスが良いかどうか」などをチェックするかもしれませんが、決してその街の財政まで考える方は少ないと思います。
私も浦安市に引っ越しをする前まではディズニーの街くらいにしか考えていませんでした。
でも、浦安市の充実したサービスがあるのも財政力があってこそです。
浦安市についてまだ知って欲しい情報がたくさんあるので明日以降も引き続き、浦安市がどんな街なのか、ご紹介していきたいと思います。
光回線は引っ越し前に申し込みがおすすめ
キャッシュバック&コスパが良い、ソフトバンク光がおすすめ
引越しと同時に考える必要があるのが、光回線です。
電気やガスはすぐに対応してくれますが、光回線を利用するには回線工事が必須な為に引越し直後からインターネットを使うには引越し前から準備が必要です。
回線工事には数週間から数ヶ月も時間がかかる場合があります。
光回線でおすすめのプロバイダが私も利用中のソフトバンク光(Softbank光)です。
ソフトバンク光は月額料金が安く、キャッシュバックが充実しているのが魅力です。
一般のキャッシュバックの他に、回線工事費も実質無料ですし、他社の解約金も最大42,000円までソフトバンクが負担してくれます。
各プロバイダにはソフトバンクやドコモ、auなどのスマホ割があります。
ただ、このスマホ割は有料オプション加入など何かしらの条件があるのでスマホ割はおまけ程度に考えておいた方が良いです。
実際、スマホはUQモバイルを使っているのでスマホ割を受けていませんが、ソフトバンク光を使っています。