2023年秋頃に麻布台ヒルズが開業予定!
施設内には日本一高い330mの超高層ビルや日本一高い300億円の分譲マンションなど話題です。
このプロジェクトの一環で施設内に2つの幹線道路が新しく開通します。
7月頃に開通する新ルートにより六本木と虎ノ門との利便性が大きく向上。
開業よりもいち早く道路開通する理由や麻布台ヒルズ周辺の道路事情などをご紹介していきたいと思います。
目次
麻布台ヒルズ内の幹線道路が開通予定
港区虎ノ門・麻布台にある「麻布台ヒルズ」は、六本木一丁目駅と神谷町駅に挟まれた場所にあります。
道路で言えば、麻布通りと桜田通りの間です。
地図の通り、六本木から神谷町駅がある虎ノ門方面に行くには麻布台ヒルズを大きく迂回する必要がありました。
この迂回道路(外苑東通り)はロシア大使館に面しており、警備上の理由で入口がゲートで頻繁に封鎖。
一般車両が通過する度にゲートを開けるので利便性がとにかく悪いルートでした。
(引用:
でも、麻布台ヒルズ内に新しく開通する地区幹線道路により麻布台周辺のアクセスが大きく向上。
幹線道路2号は麻布台ヒルズを東西に横切った形なので六本木と虎ノ門や芝公園方面との距離が大きく短縮されました。
また、幹線道路1号も利便性向上に一役買ってくれるはずです。
麻布台ヒルズの開業時期は2023年秋頃の予定です。
でも開業に先立ち、この幹線道路2号は2023年7月頃に開通予定との噂。
まだ森ビルからの公式発表がなく、警備員さんの話です。
新しい幹線道路で港区の観光プランが変化の可能性
この幹線道路は、車道であり歩道です。
施設内の道路なので歩行者専用道路なのかなと勘違いしがちですが、自動車も通ります。
開通後は交通量が多い道路になると思うので境界ブロックなど歩行者の安全に十分配慮された道路になるはずです。
途中で幹線道路1号2号は中央広場付近で繋がるので施設内に信号が設置されるかもしれません。
(六本木一丁目側からの幹線道路2号)
幹線道路2号は麻布台ヒルズのほぼ境界線沿いに作られています。
左手の茶色いビルはサウジアラビア王国大使館などが入るビルで敷地外。
右手に見えるのが麻布台ヒルズレジデンスなどです。
六本木方面から見た時に、真正面に見えるのが虎ノ門にあるオランダヒルズ森タワーです。
この近くに神谷町駅があるので六本木一丁目駅との行き来が便利になります。
(迂回ルートにはロシア大使館警備でゲート)
従来までは、六本木一丁目駅から神谷町駅まで徒歩で10分以上…。
おまけに高低差が激しいので上り下りもあり利便性が悪く、麻布台で分断されていました。
でも、麻布台ヒルズの新ルートで港区の楽しみ方が変化しそうです。
今後は、六本木ヒルズや麻布台ヒルズで楽しんだ後に、そのまま徒歩で芝公園や虎ノ門ヒルズに観光するプランもありそうです。
麻布台ヒルズ開業前の開通は森ビルにとって屈辱?
道路開通で工事完成に影響がありそう
新しく開通される2つの幹線道路は麻布台ヒルズの敷地内です。
その為、道路開通は開業と同じタイミングだと思っていたので、幹線道路だけがいち早く開通するのは意外でした。
というのも、森ビルは麻布台ヒルズを完璧な状態でオープンさせたかったと思っているからです。
麻布台ヒルズは30年の月日をかけ総工費は約5800億円をかけた悲願のプロジェクトです。
でも、工事の遅れにより施設は未完成です。
幹線道路の開通で施設の工事の様子を見ることが出来るようになりますが、森ビルにとって中途半端な状態を披露せざるを得ないのは屈辱なはず。
最も時間とお金をかけたプロジェクトなので多少開業時期が遅れたとしても完璧な形でオープンさせたかったのかなと思っています。
また、道路の開通は更なる工事の遅れにも繋がりそうです。
開通によって施設内に一般車両や歩行者が行き来することになりますが、麻布台ヒルズの大部分の建物は今も工事中なので今後は更なる完全管理が必要になるはずです。
麻布台ヒルズ周辺は交通量が激しい場所で今も工事車両の出入りが大変なのに、開通でより工事に時間がかかってしまう恐れがあると思います。
幹線道路工事は公共事業の一環だから?
麻布台ヒルズ、別名「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」は、都市再生特別措置法に基づき「特定都市再生緊急整備地域」に指定されています。
「特定都市再生緊急整備地域」というのは都市再生の中でも国際競争力強化を図る上で特に重要な地域のことです。
この地域指定により法制度の条件緩和や財政・金融・税制支援などのメリットが受けられます。
麻布台ヒルズはまさにこの対象なので様々な恩恵を受けていることになります。
莫大なコストがかかる大規模工事なので財政支援や金融支援は森ビルにとって大きなプラスです。
ここから個人的な推測になります。
幹線道路を開通させるのは特定都市再生緊急整備地域の影響があると思っています。
麻布台ヒルズの運営を考えれば幹線道路の開通は開業と同じタイミングがベストですが、開業前にいち早く道路を開通させなければいけない事情があったはずです。
施設内の地区幹線道路の開通によって周辺の道路事情に大きくプラスです。
また、ロシア大使館に対する街宣車の行動も止む気配はありませんが、新しく開通する道路で安全管理しやすくなる面もあります。
特別措置を受けることで麻布台ヒルズプロジェクトに多少の制約が出るのは致し方ないのかもしれません。
まとめ | 麻布台ヒルズ開業前に道路開通
- 麻布台ヒルズ開業前に幹線道路が7月に開通
- 施設内の多くが未だに未完成で工事中
- 工事中に道路開通は森ビルには大きなマイナス
麻布台ヒルズ内の幹線道路が開業より早く、7月に開通予定です。
施設内には自動車も歩行者も通行する2つの道路が作られます。
この幹線道路開通により周辺の道路事情には大きなプラスとなります。
従来まで高低差が激しい迂回ルートの影響でアクセスが悪かったエリアですが、利便性が向上。
でも、道路開通は工事に悪影響であり、中途半端で麻布台ヒルズをお披露目させることになることでブランドにもマイナスです。
なぜ、いち早く幹線道路を開通させるかは定かではありませんが、これにより工事中の施設でより一層の安全管理が必要になるので工事の遅れに繋がる可能性もありそうです。