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発達障害(ADHD・ASD)

【大人ADHD】初診から診断まで1ヵ月の流れ、WAIS-4やテスト結果、病院選びのポイントを紹介

初診からADHDと診断されるまでに4回の通院で1ヵ月

多動性や衝動性、あるいは不注意を症状とするのが「ADHD(注意欠陥多動性障害)」。

もし、自分がADHDではないか?と疑って病院に行くとしたら出来るだけ早く結果を知りたいと思います。
自分もそうでした。

でも、正式に「ADHD」と診断されるまでには初診から1ヵ月かかりました

ここしばらくずっとメンタルクリニックを受診しようかどうしようか、悩みながら奥さんに背中を押してもらったことがきっかけでやっと病院を決めたのが今年の7月。
予約すればすぐに診察を受けることが出来るのかなと思いきや、予約を取れたのが1カ月後。

初めての診察では、自分のプロフィールや生い立ち、悩み事、症状…など、洗いざらい先生に話をする必要があるので初診は30分から1時間程度必要なことが多いです。
その為、1日に診てもらえる初診の数は限られているのでどうしても予約してから診察までに時間がかかってしまいます。

結果的には、メンタルクリニックを受診しようと決意してから初診までに1ヵ月、さらに診断されるまでに1ヵ月、トータル2ヵ月かかったことになります
早く、「ADHD」かどうか知りたかったのでこの期間は長く感じましたね。

1回目の診察では30分程度の問診と、その後に簡単な性格テストを受けてこの日の治療はこれで終わりです。

2回目:ADHDスケールと自閉症スペクトラム指数のテストを受験

初診の時に、先生の所感として自分は「ADHD」に「ASD(アスペルガー症候群)」、「双極性障害」の3つの病気の可能性があるという話がありました。

「ADHD」が心配で診察を受けたらまさか初診でアスペルガー症候群に双極性障害と言われるとは想定外でした…。
ただ、「ADHD」の方は、アスペルガー症候群や鬱病、双極性障害、パーソナリティ障害など、複数の障害を併存していることが多いと言われています。
実際、ADHDの児童のうち66%が他の精神障害を併存しているらしいです。

そんな事情もあったので2回目の診察では、ADHDだけでなく、自閉症スペクトラム(アスペルガー)の検査を行いました

ADHDは、「A-ADHDスケール」というテストを、アスペルガー症候群は、「AQ・自閉症スペクトラム指数」を受けました。
どちらも筆記で10分程度だったと思います。

その日のうちにテストの採点が行われ、スコアと基準点を比較します。
ADHDは完全にクロ、アスペルガーについてはクロに近いグレーという結果でした。

ADHDの診断はこのテストだけではありません。ここである程度、ADHDの可能性が高いということが判明した人はさらに精密な検査を受けて初めて確定となります。

3回目:WAIS-4でIQを測定しワーキングメモリーが低いことが発覚

ADHDは現在、過剰診断の問題が指摘されて、誤診も少なくないとか。
中には、正常なのにもかかわらず意図的に症状があると偽る人もいるらしいです。

というのも、ADHDの患者に使われる薬は覚醒水準を引き上げる精神刺激薬というものを使います。
特に、一番ポピュラーな薬の「コンサータ(メチルフェニデート)」は依存性が高く、第一種向精神薬として厳格に管理されている薬です。

だからこそ、ADHDの診断には時間がかかるのかもしれません。

話を戻して、3回目は「WAIS-4(ウェクスラー成人知能検査)」という知能検査を受けました
このテストでは成人の知能、いわゆるIQを測定します。
具体的には、言語理解、知覚推理、ワーキングメモリー、処理速度を測定し、IQを算出します。

今まで受けたテストは全て筆記でしたが、WAIS-4は心理士と一緒にテストを受けることになります。
一部の項目は筆記でしたが、大半が心理士に口頭で回答するパターンが多かったです。

受験時間は2時間から2時間半程度で結構ハードです。
項目の一つに処理速度があるので、ほぼ休憩時間なしで矢継ぎ早に問題が出されます。

WAIS-4のテスト結果は、2週間後の診察の時に分かりました。
結果は、ワーキングメモリーが最も低く、一番高かった処理速度との得点の差が20点以上も離れていました。
実は、この20点の差異がポイントで、通常ならどの項目も平均的な得点になるはずが、ADHDでは得点に大きな開きが見られるようです。

一番低かったワーキングメモリーに関して、「口頭での指示を受けたり電話対応が苦手だと思われる…メモすることが良い」とのことでした。
よく人の話を聞かないと言われることが多く、聞かないのではなく、「聞くことができない」ということなのかもしれません。

回答結果には心理士のコメントも加えて詳しく書かれていて、自分を知るには良いテストなのかなと思います。
ただ、WAIS-4の受験費用は高く、4万円近くもするとか…。2時間以上もずっと心理士さんを拘束することになるのでこれくらいかかるのは納得です。

でも、ADHDの診断の一環で受験する場合には保険適用されるので4,000円弱の費用で済みました。

4回目:「ADHD」と診断。「ストラテラ」の処方と自立支援医療の申請

WAIS-4のテスト結果が判明したのは2週間後。
それに合わせて4回目の診察を9月前半に設定し、奥さんを同伴して病院に行くことに。

テスト結果は上述の通りで、正式に「ADHD」の診断が下りました。
アスペルガー症候群に関してはクロに近いグレーで、双極性障害については問題なさそうだということでした。

この4回目の診察以外は全て1週間ごとに通院をしましたがそれでも診断が下りたのは初診から1ヵ月後。
個人的には時間がかかるな…と思いましたが、病院によっては3ヵ月、中には半年近くも時間がかかるところもあるようです。

確かに、テスト結果を見ただけで診断できる病気ではなく、患者の気持ちやら症状などの話で分かる病気です。
その為、診断が下りるまでは担当医を同じ人にする必要があるはずなので、大きな病院や複数人いるところだと診察のペースが遅くなったりでどうしても時間がかかってしまうのかなと思います。
もちろん上述の通り、ADHDの診断には慎重になっている傾向もあるはずです。

この日から新たに「ストラテラ」を処方されました。
これはADHD用の薬で「コンサータ」と並ぶ有名な薬です。
「コンサータ」の方が効果は高いものの依存性が高く管理が大変ということで、まず最初は「ストラテラ」から試すことが多いとのこと。

そして、先生の方から「自立支援医療」について説明を受け、提出書類となる診断書を書いてもらうことになりました。
これは医療費が3割負担から1割負担に軽減される制度です。

自立支援医療についてまとめたのでよかったらご覧ください。

まとめ

今の病院にはまだ5回しか通っていないですが、スムーズに診断してくれていますし、そこそこ話も聞いてくれるので満足しています。

病院選びのポイントとしては、ホームページや口コミなどをチェックしてみて通ってダメそうなら別の病院に切り替えるくらいの軽い気持ちで良いと思います

実際に通ってみないと先生との相性や治療方針などは分からないですし、それが診断までに数ヵ月も時間がかかるようなら負担も大きくなってしまいます。
まずはとりあえず良さそうな病院があれば行ってみて、初診で診断までの流れを聞いてみれば今後の治療方針も分かってくるはずです。

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