10月31日に衆議院選挙の投開票があり自民党が単独で過半数を獲得し新たに岸田政権が発足。
10月はスイングトレードで過去最悪の損切りとなってしまい、11月こそは損を取り戻すと意気込んでいたんですが…。
つくづく投資って難しいなと思いました。。
11月はどのくらい稼ぐことが出来たのか?スイングトレードとバリュー投資の結果や運用方針&をご紹介していきたいと思います。
目次
新型コロナ変異株が世界中で感染拡大し株価に影響
11月には新型コロナウイルスの感染者数が都内では一桁という日もありました。
やっとコロナが収束するかなと思いきや…11月後半になってから新型コロナの変異株である「オミクロン株」が世界中で猛威を振るっています。
この変異株の影響なのかは不明ですが、ヨーロッパでは再び新型コロナの感染が拡大。
ヨーロッパではこの5ヵ月間で1日当たりの新規感染者数が100倍近くも増えている状態です。
9月末に岸田新政権が発足してからマーケットにとってはマイナス要素ばかりで株価は下落傾向にありましたが、変異株のニュースが出た途端に日経平均は一時900円弱も下落。
11月最終日も大きく下がり日経平均株価は28,000円を割りました。
月末までの直近5日間で日経平均は1,500円弱も下がっています。
変異株の登場で株価が下がってしまうのは仕方がないとして、残念なのは変異株抜きでも日本株が弱すぎる点です。
前場上がったと思いきや後場になった途端に株価が急落したり、アジアで日本株だけ下落しているなどホント日本株が弱いな…と実感してます。
11月はこの影響を思いっきり受けました…。
スイングトレードの収支は過去最悪です。
バリュー投資も一時100万円以上あった評価損益がマイ転している状況です…。
バリュー投資とスイングトレードの投資結果
【バリュー】評価損益が年内初?のマイナスに
バリュー投資の11月の投資結果は、評価損益が-363,300円。
現時点のバリュー投資のポートフォリオは次の企業です。
- 東日本鉄道(JR東日本)
- 西日本鉄道(JR西日本)
- 住友化学
- 旭化成
- 良品計画(NISA枠)
- 日本郵船(NISA枠)
バリュー投資のポートフォリオは前月と同じです。
ここ数ヵ月言い続けているように早めに持株を売却していきたいのですが連日の下げで評価損益はいつの間にかマイナスに。
もしかしたらマイナスなのは今年初…?
今さらですが、含み益がある株は決算前に全て売却するべきでした。
持っている株全てが第2四半期決算発表後に株価が急落し政治や新型コロナの影響を受けて今も下落中です…。
評価損益が大きく下がっているとはいえ、現在も含み損なのがJR東日本・西日本、日本郵船の3社です。
特に、JR西日本と日本郵船の2社は損益率が-30%弱であり自然にプラ転する日が来るんだろうか…。。
今の状況だと12月は更にバリュー投資の収支が悪化してそうです。
本来なら年越しをしたくなかったので12月中にポジション解消に向けて動きたかったんですがこの安値で売却するのはもったいないので年越しすることになりそうです。
先月時点では少しでも早くプラ転させる為にナンピン買いも検討していましたが、どこまで株価が下がるか全く分からない今の状況ではナンピン買いは傷口を広げかねないのでじっと耐えるしかなさそうです。
【スイングトレード】含み損が140万円でワースト記録更新
スイングトレードの11月末時点の投資結果は、売却損益が75,305円、評価損益が-1,437,045円。
11月末時点で保有している銘柄は次の通りです。
投資額が大きい順に並べると、
以上14銘柄の保有です。
遂に、神戸製鋼所が住友化学を抜きトップとなり、フジクラを合わせた3社は全て投資額が200万円を超えています。
3社合計で635万円まで増えてしまいました。
14銘柄のトータルの投資額が1300万円ちょっとなのでほぼ半分を3社の投資が占めていることになります。
これがまだプラスであれば大した問題ではないんですが、3社とも大きな含み損を抱えている状況です。
3社のトータルの評価損益は、-80万円ちょっとで全体の評価損益の半分以上が3社の影響ということになります。
おまけに、14銘柄全てがマイナスの状態です…。
上記の3社を除いた11銘柄は10月半ばから決算発表後の急落後に買った株です。
11月半ばまではニコンや本田技研、パナソニック、ZOZO等がプラ転したのですが投資額が大きくないので売らずにいたらマイ転に…。
評価損益が-140万円というのは過去最悪です。
この半年間で悪くても-30万円台でしたし前月は-20万円弱だったので11月になって一気に含み損が拡大した感じです。
これまでバリュー投資では含み損が300万円を超えていた時もあるのでそれと比較すれば小さいですが、スイングトレードはあくまで短期売買なのでこの数値はホントに最悪です。
また、損益率という点で危ない株が、神戸製鋼所、HIS、日本製鉄、フジクラ、日本航空、良品計画の6銘柄です。
この6銘柄はどれも損益率が-10%を超えており、特に神戸製鋼所とHISは-15%をオーバーしておりプラ転するには相当時間がかかるはず。
12月からの対策として、保有株を少なくし余った余剰資金で一部の株に集中的に投資を考えています。
現状の問題点として、保有銘柄が多すぎることと、古株3社だけで投資・評価損益の半分を占めていることがあります。
その為に投資額が小さい銘柄をなるべく早く売却していきたいです。
インパクトは小さいので損切りはしないつもりですしナンピン買いも行わないつもりですが自然に回復するかどうかは今後の株価次第…。
小さい銘柄をプラ転で売却出来たら300万円以上の資金を確保することが出来るはずです。
とりあえず現時点の資金350万円と合わせて600万円は欲しいです。
もし売却できずに資金を作ることが出来ない時には資金を送金するしかないかなと。。
もし、資金がある程度確保出来たら大きい銘柄のナンピン買いを実行するつもりです。
でも今までのようにちょっと下落した時にナンピン買いしていたら資金があっという間になくなるので前日比で5%~10%程度下落した時など条件をより厳しくします。
これまでテキトーにナンピン買いを繰り返してきましたがタイミングが難しい…。
とにかく、12月はプラ転で売れる株は売却を急ぎつつ、投資額が大きい株を慎重にナンピン買いしていく予定です。
11月の投資目標と運用方針の振り返り
11月はスイングトレードの目標を売却益40万円に設定しました。
前月が損切りの連続で売却損が25万円を超えてしまったので少しでも損を取り戻そうと思い、期待を込めて高めの目標に設定しました。
ですが、11月の目標はクリアできず…。
この目標をクリアする策として、
- 押し目買いし安易にナンピン買いしない
- 2ヵ月以上も保有中の負の遺産を11月早々に清算
- 日経平均先物の空売りやプットオプションで買いポジションをヘッジ
等のプランを考えてトライしてみましたが、この策ですらほとんど守ることが出来ませんでした…。
まず、「押し目買いし安易にナンピン買いしない」という方法は失敗。
今回の決算シーズンではどの企業でも決算発表後に株価が急落していたのでその後の反発狙いで11月は10銘柄以上新規買いしました。
ですが、思い通りに売れたのは三井物産と三菱商事くらいで他の11銘柄は売却できずにいます。
確かに安値で買うことは出来たものの決算シーズンから日経平均が下落し続けているので含み損は拡大中。
決算発表後の急落で拾った11銘柄全てが決算内容は好調と言っていいくらいの数値でしたが、既に株価に織り込み済みでサプライズなし…という理由で下落したままです。
決算シーズン中に毎日メジャーな企業をチェックしてきましたが、決算発表後に株価が上昇した株はほとんどなかったです。
また、買いポジションに対するヘッジとして先物の空売りやプットオプションの購入は見合わせました。
ヘッジとしてプットオプションは掛け捨て保険のように使えるので魅力的な商品でしたが、プレミアム代は毎月10万円以上…。
インザマネーの実現性を考えるならプレミアム代は20~30万円くらいは欲しいところかもしれません。
11月に新卒の同期で今も同じ会社でポートフォリオマネージャーをやっている友人と久しぶりに食事をする機会がありました。
その友人曰く、ポジションサイズ的に先物やオプションでのヘッジはオーバーすぎるとのこと。
確かに、毎月オプションのプレミアム代だけで10万円以上の負担は運用資産が3000万円の自分には大きすぎです。
とは言え、日経平均は下落していく一方で12月は更に悪化が予想されるので買いポジションに対するヘッジは欲しいところです。
そこで、実現可能性のあるヘッジ方法として、個別銘柄の空売りや日経インバース・VIX指数などが良さそうだなと思っています。
ただ、相場が全く読めない上にバリュー株がとにかく弱いので日経平均と相関しないケースもあり、買いポジションの損とヘッジの損のダブルパンチの可能性もあります。
なるべくリスクを抑えるならデイトレで個別銘柄の空売りが一番理想的な方法なのかなと思います。
とりあえず、反発を狙った押し目買い戦略は大失敗だったかなと…。
この方法も失敗でしたが、何よりダメだったのがいきなり10銘柄以上でトライしたこと。
せめて4,5銘柄程度であればここまで含み損が拡大することもなくて済んだはず。
12月の投資目標と運用方針
12月も中国恒大やアメリカの債務上限問題、そして変異株による新型コロナ感染など株価に影響を与える要因があります。
12月の目標はスイングトレードの売却益を10万円以上。
先月の目標は売却益40万円以上だったので目標金額をだいぶ下げました。
というのも乱高下する市況の中でスイングトレードの運用スタイルを変更することになり、それに伴って目標金額も大幅に下方修正することに。
今まではスイングトレードの方針は数日から2週間くらいで売却…というのをイメージしてやってきましたが、今のような市況では早々に売却するのは難しくなってきています。
そこで、スイングトレードの新たな方針として時間軸を四半期ないし半期での運用方法に切り替えようかなと思っています。
時間軸を長めに取れば焦って売買することは減りますし、多少の損失でも損切りせずにじっくり株価が回復するのを待つことが出来ます。
何よりも今まで以上に大きなリターンを期待することが可能です。
それこそ従来までは売却益が3%であれば理想的でしたが、今後は10%以上のリターンを上げることも出来るはずです。
今のスイングトレードを運用して半年が経ちましたが、トータルでは何とかプラスであるものの、割安株に集中的に投資して大きなリターンを上げるバリュー投資の方が自分には向いているような気がしてきました…。
そもそもバリュー投資からスイングトレードに移行したのは本業として投資で生計を立てる為でした。
スイングトレードなら月単位で利益を上げることが出来ますし資金効率が良いので高いリターンを上げることが出来ると思っていました。
でも、今のように相場が悪い時は短期間で売却できずに含み損が拡大していく一方でストレスは増すばかり。
だから、12月からは運用期間を長めに取っていきたいと思います。
投資で月平均30万円は欲しいので半年なら180万円、年間なら360万円を利益目標としていきたいです。
年単位で考えれば2000万円の投資でも18%の利益率で達成可能な金額です。
保有株の中で今のところ期待しているのがHISと日本航空の2社。
どちらもアフターコロナ銘柄の代表格でありコロナさえ収束すればニーズは回復するはずなので安い時に買い増しを狙っています。
ただ気になるのが来年1月に実施予定のGoToトラベルの行方。
11月前半時点では1月頃とありましたが、変異株の影響で実施時期がリスケされる可能性もあります。
万一リスケになる時はギリギリで発表するはずなので買い増しするタイミングが難しいですね。
まとめ
11月だけで評価損益を含めてトータル180万円以上も減ってしまいました。
これも古株3銘柄を早々に処分しなかったことと、反発狙いで急落した株を10銘柄以上も拾ってしまったことが原因です。
ホント今の相場にはイラっとしますw
投資で稼ぎたいという思いは強いものの、現状を考えると儲けることよりも収支トントンを目指すべきなのかなと思ったりもしてきます…。
12月はどれだけ含み損が増えていくのか…。
スイングトレードは含み損が200万円をオーバーするんじゃないかなと予感。。
最後に、11月中に振り込まれた中間配当金は合計3.5万円でした。
この配当は確か商船三井や良品計画、JR東日本だった気がします。
権利確定日時点で保有していた株のごく一部なので12月中に多くの企業から中間配当金を貰うことが出来るはずです。
含み損がハンパないですが少しでも損失の穴を埋めるべく配当金に期待です。