7月は冴えないアメリカ株に対して好調だった日本株。
8月もこのまま日本株は好調に上がり続け、大きな利益を稼げる月だと思っていました。
実際、大きな含み損だったZOZOは縮小し一時はプラ転するまでに回復。
その他の株も少しずつですが上がってきています。
相変わらず、ウクライナ戦争は続いていますし新型コロナの感染拡大も止まりません。
実は8月前半に新型コロナの感染が起こって初めて飛行機を使って旅行に行ったのですが、機内は満席。沖縄空港も人がわんさかでマスクを着用しているくらいは新型コロナとは思えない感じがしました。
実体験からアフターコロナ銘柄は上がっていくのかなと実感した経験でした。
そんな中で8月はどのくらい稼ぐことができたのか?スイングトレードとバリュー投資の結果や運用方針などをご紹介していきたいと思います。
ポイント
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目次
バリュー投資とスイングトレードの投資結果
【バリュー】配当権利確定前に日本郵船を利確するか迷う
バリュー投資の8月の投資結果は、評価損益が+152,100円。
現時点のバリュー投資のポートフォリオは次の企業です。
- 東日本鉄道(JR東日本)
- 西日本鉄道(JR西日本)
- 住友化学
- 旭化成
- 良品計画(NISA枠)
- 日本郵船(NISA枠)
相変わらず持株に変化なしです。
ただ、9月末は3月決算企業の中間配当の権利確定のイベントがあります。
バリュー投資で保有している銘柄でこのイベントに関係ないのは良品計画だけです。
良品計画は8月29日にありましたが、含み損の為に持ち越しとなりました。
この配当の権利確定日前後は株価が大きく乱高下します。
権利確定日から2営業日前の権利付最終日に株主でいれば配当金の権利を獲得することができますが、翌日の権利落ち日は株が売られやすく大きく下落する傾向が強いです。
特に、配当利回りが良い銘柄の場合には10%近くも下がることもあり、利確するか配当金を得るか迷うところです。
良品計画と同様に、JR東日本とJR西日本に関しては含み損の状態なので持ち越し決定です。
いくら権利付最終日に向けて株価が上がるとしても1ヵ月弱で10%以上も株価が上がるとは思えないのでほぼ持ち越しです。
また、住友化学と旭化成はそれぞれ数十万円の含み益がありますが、現在の株価はピーク時と比べるとだいぶ低い状態なので持ち越しする予定です。
現時点で配当利回りは住友化学が約4.3%、旭化成が約3.3%で2社だけでも年間の配当金は大きく収入源として期待しています。
問題は、配当利回りが抜群に良い日本郵船を利確するか持ち越すかです。
現時点の日本郵船の配当利回りは約13.3%で圧倒的に高いです。
3月の期末配当金は12.5万円も入りました。
今のところ中間配当は1株あたり1,000円との発表なので中間配当だけで10万円が入る予定です。
配当金が高い分、権利落ち日以降の株価の急落っぷりは凄まじく1日で10%くらいは落ちる覚悟でいます。
市況は決して良くないのでそのままズルズルと下がりそうな予感がするので早めに利確というのも一つなのかなと思います。
でもその一方で、日本郵船は9月30日で株式分割する予定です。
1株を3株に分割するので現在の株価が11,000円弱なので分割後は株価が3,000円台になるはずです。
株式分割による効果として必要な資金のハードルが一気に下がるのでより多くの人に買いやすい株となります。
権利落ち日以降は一時的に株価は下落するものの、流動性が高くなったことで株価が上がりやすくなるのではと期待しています。
【スイングトレード】急落した株を拾う手法でコツコツ利益
スイングトレードの8月の投資結果は、売却損益が34,155円、評価損益が-975,855円。
8月末現在で保有している銘柄は次の通りです。
投資額が大きい順に並べると、
以上、10銘柄です。
8月も小さいですが3万円ちょっとを利確することができました。
8月に利確した銘柄は、SUMCO、日産自動車、三井物産、オリンパス、住友商事、メルカリの6社です。
このうち、同月中に売買したのが三井物産とオリンパス、住友商事、メルカリの4社です。
SCUMOと日産自動車も保有期間は短いので8月に利確した銘柄はどれも短いサイクルで売ることができました。
本来はこの短期売買が自分が今理想とする投資方法です。
どれも優良企業であり出来高が大きな銘柄ですが、市況によって一時的に大きく下がるタイミングがあるのでその時に買い、反発した時に利確をします。
メルカリは前日比7%下落した時に買いましたが、翌日は4%の上昇だったのですぐに利確し1万円弱の売却益を得ることができました。
8月に買った銘柄は利確できなかったのはスノーピークです。
スノーピークは5%の含み損を抱えているものの、10%以上下落しない限りナンピン買いはしません。
下落すれば安く買い増し出来るチャンスですし反発してくれれば利確です。
まだこの投資手法は初期投資額が20万円〜40万円ですが、もう1年近く持っている株をいくつか利確できたら初期投資額を50万円くらいにアップさせていきたいです。
また最近サボっているテクニカル分析も再開させて投資に活用していきたいところです。
9月の投資目標と運用方針
未だ、ロシアによるウクライナへの攻撃は止まりませんし、新型コロナの感染拡大は止まりません。
また、インフレ率が高騰、金融引き締め策の一環でドル高円安の傾向は8月になってからも大きな変化はありません。
その為、8月になってから7月まで下落続きだったアメリカ株が息を吹き返し上昇。
このままアメリカ株が上昇するのかと思いきや、8月末に行われた講演でFRBのパウエル議長の声明により株価は急落。
物価高の抑制として金利の引き上げ継続を発表しました。
元々、2023年までに利上げを継続すると発表していたと記憶しているので凄まじい物価高の今、利上げをストップないし緩和することはないと思っていたので金利引き上げ継続のニュースでここまでマーケットに影響を与えるとは思ってもいませんでした。
てっきり市場には織り込み済みのニュースなのかなと思っていたんですが、どうやら市場は利上げのペースを緩和させると楽観的になっていたのが株価急落の原因らしいです。
これによる日本株への影響ですが、大きく株価が下がると予想しています。
7月以前まではアメリカ株が弱くてもドル高円安の影響もあってか日本株は堅調でしたが、今回はそうもいかないと考えています。
8月に実施された参議院選後に第2次岸田改造内閣が誕生しましたが、宗教がらみで短命になりそうな予感で政治に期待はできません。。
7月に掲げた目標であった(スイングトレード保有の)住友化学と神戸製鋼所の利確ですが、どちらも未だ実現せず…です。
どちらもバリュー投資の枠で紹介した通り、9月末の権利確定のイベントを控えています。
両社とも配当利回りが高い分、権利落ち日以降の株価下落率はそこそこ高いと予想されるので利確するか配当の権利を獲得するか迷うところです。
配当利回りは、住友化学が約4.3%、神戸製鋼所が6.3%で高水準です。
9月に多少株価が上昇したとしても投資額に見合うような利確にはならない気がするので持ち越して配当金を選んだ方が良い気がしています。
ただ、住友化学はバリューとスイングトレードの両方で保有しておりこれはリスクなので利益次第では利確の可能性もあるかもしれません。
そして、9月の目標は、売却益で10万円以上を稼ぐこと、ZOZOの利確&良品計画へ集中、そしてNISA枠でアメリカ株に投資をスタートさせることです。
2022年の投資による年間利益目標は200万円に設定していました。
現時点で配当金を合わせて利益は110万円です。
これに中間配当で30万円が入ると仮定すると、140万円となるので残るは60万円になります。
12月末まで残り4ヵ月あまり。
1ヵ月に10万円の利確ができればギリギリ利益目標を達成できる可能性が出てきました。
年間目標実現のために、投資額が大きい銘柄はがっしりと構えるスタンスにし、同時に急落した株を拾う投資手法でコツコツ稼いでいきます。
8月末のアメリカ株の影響が大きく保有株の含み益はほぼなくなってしまいました。
ただ、8月半まではリクルートが15万円弱の含み益があったので投資額が大きい株をすぐに利確するのではなくがっしりと構えていき大きな利確を狙っていきたいです。
1ヵ月で10万円稼げば年末までに40万円になる計算ですが、無理して毎月利確する必要はありません。
今のところ大きな利益を生みそうなのは、リクルートとルネサスエレクトロニクス、住友化学、神戸製鋼所です。
住友化学と神戸製鋼所は現在5%前後のマイナスですが、投資額が大きいので10%プラスになるだけでも合計40万円の利益になります。
またルネサスエレクトロニクスは乱高下が激しく金利上昇時においては厳しい業種ですが、大化けする株だと思っています。
同時に、急落した株を拾い反発したところで利確しコツコツ利益を積み重ねていきたいです。
このやり方で月5万円以上稼ぐのが当面の目標です。
なかなか、初期投資20万円で短期間に1万円以上の利益を上げるのは簡単ではありませんが、マーケットを注視しながら良さげな株を見つけていきたいです。
また、9月中にZOZOをプラスで利確させて同じアパレルの良品計画に集中させていきたいです。
8月になってやっとZOZOがプラ転しました。
一時は数万円の含み益になっていたのですが、相変わらず欲を出してしまった結果、利確できず再びマイ転です。
投資額が160万円で大きいので9月中にプラ転したら早々に利確するつもりです。
その売却資金で現在30%近く含み損がある良品計画を支える資金にする予定です。
最後に、アメリカ株は現在市況が不安定ですが、下落相場だからこそ安く買えるチャンスだと思って9月中にアメリカ株を買いたいと思っています。
銘柄の候補は、NASDAQからチョイスするつもりです。
1株から買えるとは言え、NISA枠は120万円しかないのであれこれ分散させるのではなく、2、3銘柄に絞りたいです。
上記のページは翌月分の投資結果に関するブログです。
まとめ
(8月半に4泊5日してきた沖縄旅行)
8月末に実施されたFRBの講演でパウエル議長がインフレ抑制の為に引き続き金利を利上げしていくことを発表しました。
この講演に対してマーケットはすぐに反応し、ダウは1000ドルも下落。
一方で、一時は132円くらいまで下落していたドル円は再び急上昇し138円まで上がっています。
世界中で物価高が相次いでいるので今後も積極的に利上げが実施されるものなのかなと予想しています。
一時反発しかけたアメリカ株ですが、再び下落トレンドに入るのかなと思っています。
8月前半まではアメリカ株が下落しても日本株は影響をほとんど受けませんでした。
ただ、9月も日本株が耐えられる市況なのかは疑問です。
特に、9月末は権利確定のイベントが控えているので乱高下する1ヶ月だと思っているので欲張らずコツコツ利確に専念したいところです。