8月に第7波となって感染拡大した新型コロナウイルスは9月には落ち着き、ストップしていた旅行支援策もスタート。
もはやwithコロナの生活に慣れた感があり、最近ではニュースで感染者数を見なくなったような気がします。
その恩恵もあってか一時、100万円近くの含み損があったJR系の株価が上昇してきました。
ウクライナ戦争をきっかけに世界中でインフレが加速していますが、11月のFOMCも0.75%の利上げを継続。
その一方で日銀は依然としてゼロ金利政策を維持し、日米の金利差は開く一方です。
その結果、10月後半にはドル円が一時、151円を突破。
32年ぶりの円安水準でしたが、日銀が為替介入したことで円が急騰し、現時点でドル円148円前後です。
11月に発表された7月〜9月までのアメリカGDPは3期ぶりにプラスとなり、最悪の事態を免れましたが、相次ぐ利上げでアメリカ株は下がっていく一方です。
そんな中で10月はどのくらい稼ぐことができたのか?スイングトレードとバリュー投資の結果や運用方針などをご紹介していきたいと思います。
ポイント
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目次
バリュー投資とスイングトレードの投資結果
【バリュー】JR東日本が一時、3年ぶりにプラ転
バリュー投資の10月の投資結果は、評価損益が+25,200円。
現時点のバリュー投資のポートフォリオは次の企業です。
- 東日本鉄道(JR東日本)
- 西日本鉄道(JR西日本)
- 住友化学
- 旭化成
- 良品計画(NISA枠)
- 日本郵船(NISA枠)
結局、今月も変化はありませんでした。
先月末に権利確定日のイベントがありました。
保有株の中で配当利回りが最も高い日本郵船が権利落ち日後に急落すると思っていましたが、予想以上の下落に…。
日本郵船は一時、損益率が-30%を超えてしまいました。
権利付最終日時点で確か5%くらいの含み損だったので権利落ち日から20%以上も下落したことになります。
ここまで下落すると本来なら損切りというオプションがあるはずですが、NISA枠で保有している為に損切りしても損益通算できずその選択肢がありません。
ただ、含み損が-30%から徐々に上がり始めていき、現時点では-20%程度まで戻ってきました。
海運大手3社の日本郵船と商船三井、川崎汽船が共同出資して設立した「オーシャンネットワークエクスプレスホールディングス」の収益が当初の予想ほど悪くないとの見方があり株価が上がったようです。
日本郵船の中間決算は11月4日。
先に発表した商船三井は好決算で株価が上昇したので日本郵船にも期待です。
10月に持株で大きな変化があったのが、JR東日本です。
JR東日本は特定口座で300株、NISAで100株、合計400株でざっくり330万円投資しています。
それぞれ取得したタイミングが異なるので損益率が異なるものの、特定のJR東日本が一時プラ転しました。
プラスになったのは実に2、3年ぶりくらいですね。
一時はJR東日本だけで含み損が100万円弱の時もあったので我慢してきて良かった…という感じです。
まだNISAのJR東日本とJR西日本は含み損を抱えているものの、アフターコロナ銘柄として楽観的に考えています。
JR株の利確のタイミングは3月末前後あたりかなと考えています。
当初はプラ転したら速攻で利確するつもりでした。
ただ、新型コロナの影響も小さくなりインバウンド需要なども相まって旅行ニーズ復活の兆しがです。
ピーク時の株価と比べればまだまだ安いですし、利確したところでこの資金の使い道はないのでもう少しJR株をホールドし、大きな利益を狙っていくつもりです。
バリュー株で中間決算が発表されたのはJR東日本だけ。
その他のJR西日本や住友化学、旭化成、日本郵船は11月前半です。
どれも決算を持ち越しするつもりなので好決算であってくれるといいんですが…。
【スイングトレード】良品計画・パナソニックが大きく上昇
スイングトレードの10月の投資結果は、売却損益が23,750円、評価損益が1,291,500円。
10月末現在で保有している銘柄は次の通りです。
投資額が大きい順に並べると、
以上、12銘柄です。
10月も何とか2万円ちょっと利確することができました。
利確した銘柄は、メルカリとオリンパスです。
その他の定番銘柄の急落を狙っていたんですが中々買えず残念。
この1ヶ月間で評価損益が70万円も改善しました。
利確した銘柄も少ないですし、含み益になった銘柄も2社しかないので株価が上がった実感はありませんでした。
10月末から11月にかけて行われた中間決算発表で、株価が上がった銘柄もあれば下落したものもありました。
この間に良品計画は含み損が50万円弱から30万円まで20万円弱減少しました。
先月の時点で評価損益率が-30%を超えて含み損が50万円弱もあり、プラ転させる為にナンピン買いしなきゃいけないかな…とタイミングを見ていたんですが気づけば10%も株価は上昇。
良品計画にとって円安は仕入れコスト増に繋がるのでマイナス要因になると考えていましたが、インバウンド需要や割安感などから株価が上昇した模様です。
日系証券がレーティングの目標株価を引き上げてくれたのはホント良かったです。
また、パナソニックもこの1ヶ月で含み損が-20%も改善しました。
先月の時点でパナソニックの評価損益は-20%でしたが、10月末の決算発表を受けて2日間で株価が大きく上昇し一時はプラ転。
決算は通期予想を下方修正するなど内容は良くなかったんですが、アメリカでインフレ削減法が適用されると電池工場の税額控除が発生するとの見通しから株価が上がりました。
パナソニックには90万円投資していましたが、正直ブランド的には好きではなかったのでナンピン買いせずに手放せそうでよかったです。
9月に一時、15万円のプラスからマイ転したリクルートですが、10月にプラ転してくれました。
10月末で4万円ちょっとの含み益ですが、せめて10万円くらいまで持っていようかなと思っています。
ただし、11月14日に中間決算があるので出来ればそれまでに利確したいところです。
一方で、11月1日に中間決算で下方修正を発表した住友化学は大きく下落しました。
住友化学はバリュー投資とスイングトレードで合計380万円投資しており一番大きく投資をしている銘柄です。
その為、この株価下落は持株の評価損益に大きなマイナスです…。
決算発表後に5%ちょっと下落しましたが、今後も下落しそうな予感がします。。
10月の振り返りと、11月の投資目標・運用方針
10月はドル円が急上昇し、一時は32年ぶりに151円を突破しと思いきや、日銀介入で急落したり、為替相場が激しい時でした。
アメリカは現在も引き続きインフレ抑止のために利上げを行なっており、ゼロ金利政策を取る日米との金利差は開く一方です。
その結果、ドル円が151円を突破。
先月の投資ブログではドル円が125円と記載していたので僅か1ヶ月間で25円も上昇したことになります。
日銀による為替介入によりドル円の上昇はストップしましたが、日米の金利差は開く一方なのでドル円は上昇する傾向にあるのかなと考えています。
アメリカは7月のGDP発表で2期連続マイナスとなりリセッション(景気後退)入りの噂がありましたが、直近のGDPはプラスとなり最悪の事態は脱することができた模様です。
とは言え、「来年に景気後退の恐れがある」とのJPモルガンCEOのコメントがあるように下落トレンドは続く気がします。
10月は円安による持株への株価下落を心配していましたが、思いのほか影響を受けなかったように思います。
良品計画やZOZOのように円安によって仕入れコスト増になる銘柄があったので下落してしまうのでは…と考えていましたが、下落せずにほっ。
10月目標の振り返りとして、売却益で10万円以上稼ぐことができず、ZOZOも利確できなければ、NISA枠で運用銘柄も見つからずどれも未達です…。
ZOZOを利確できなかったのはホント残念でした。
何度か1万円ちょっとの利確になる値に指値を入れていたのですが僅かな差で約定せず…。
また、半年間くらい言い続けている住友化学と神戸製鋼所の利確も保有から1年経った今も目処が立っていません。
住友化学はいつになったら利確できるんでしょうか…。
そして、11月の目標は、売却益で10万円以上を稼ぐこと、キャッシュポジションを増やすこと、そしてNISA枠の運用銘柄を見つけることです。
基本的に10月と同じ目標ですが、可能であれば売却益は20万円以上稼ぎたいのが本音です。
このままだと2022年に200万円の利益を上げる目標をクリアできなくなってしまいます。
11月中に5万円、10万円単位で利益を上げられそうな銘柄は、スイングトレードではリクルート、ZOZO、パナソニックあたりでしょうか。
現時点でリクルートは4万円ちょっとの含み益、ZOZOは数百円の含み損、パナソニックも同様です。
リクルートは一時、含み益が15万円になっていましたし、10万円くらいまで上がってくれる余地はあると思っています。
決算を持ち越すかどうかは迷いますが、例年は好決算でも株価は下がっているので利確した方が安心なのかなと思ったり…。
ZOZOは150万円保有しているので5%上がれば7.5万円の利益になります。
また、想定外に上がってくれたパナソニックは勢いがあるので5万円くらいの利益は得られるはず。
理想通りに行けば、この3社で20万円以上の利益を上げられるはず。
アメリカ株と比べると、今の日経平均は総じて強いと言えると思います。
日本株で保有していれば利益が増えていくのかなと。
ただ、短期売買を目標にしたスイングトレードにも関わらず、保有から1年を超える銘柄もあり、キャッシュを増やしたいというより、一旦整理をしたいです。
具体的には、住友化学、神戸製鋼所、良品計画、ZHD、ZOZO、パナソニックあたりです。
どの銘柄も保有から半年から1年以上と保有期間が長い上に、投資金額が100万円弱〜200万円以上になります。
この5社だけで投資額は700万円以上になっているはず。
特に、住友化学と神戸製鋼所の2社は200万円以上も投資しており保有期間も1年になります。
10月末の中間決算によりZOZOとパナソニックについてはプラスで利確できるはず。
神戸製鋼所は含み損が-10%弱でプラ転するかどうかは中間決算次第になりそうです。
直近の問題としては住友化学と良品計画、ZHDです。
住友化学は決算直前まで含み損が-10%程度で推移していましたが、決算後は大きく下落。
この3社とも含み損は-20%前後です。
ZHDは11月2日の決算翌日に株価が14%も下落。含み損が一気に-30%になったので久しぶりに1000株をナンピン買いしました。
現時点でZHDへの投資額は110万円で最大200万円まで投資しても良いと思っているので再び急落するような場合はナンピン買いするつもりです。
良品計画はここ最近、株価が上がり気味なので一旦はプラ転するまで自然放置の予定です。
住友化学は含み損が-30%近くまで株価が下がるようならナンピン買いするかもしれません。
ただ、この銘柄に合計380万円も投資をしているので相当下落しない限りは買い増しはしない予定です。
そして、120万円まで非課税の個別NISAは何を運用しましょうかね…。
当初はアメリカ株を満額買うつもりでしたが、下落トレンドである上に円安なので、買うなら来年以降かなと考えているのでメインは日本株です。
ただ、これまでNISA枠でJR東日本、良品計画、日本郵船を買ってきましたが、全て含み損です。
今回はこんな事態にならないように慎重に銘柄選びをしつつ、場合によってはNISA枠を使わない可能性もあるかもしれません。
まとめ
(スタバに通うのが定番になり10月は同じ店舗に26回も)
とりあえず、JRはもう少しでプラスで利確の目処が立って良かったです。
新型コロナの収束が一向に見えない中でプラ転するのは5年くらい時間がかかるのでは…と思った時もあったのでほっ。
また、スイングトレードでも塩漬けになっていたZOZOやパナソニックも利確できそうです。
一方で、中間決算の結果で株価が下落した住友化学やZHDは塩漬け確定です…。
年内からナンピン買いのやり方を大きく変更したことで下落しても大きな含み損を抱えるようなことがなくなりました。
実際、3ヶ月前に買ったスノーピークは下落し続け、現在の損益率は-20%ですが、まだ100株しか保有していないので含み損は5万円弱。
去年までの自分ならナンピン買いをし続け、今頃は含み損が30万円くらいになっていたはずです。
何年も塩漬けになっている株の主な原因が下手なナンピン買いをしてしまったことなので、早く新しい方法で運用をしたいところです。
その為にコツコツ利確せねば…。
11月も市況がどうなるのかさっぱりです。