新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発令されてから2年が経過。
依然として収束する気配はないですが、ワクチン接種のおかげなのか旅行や飲食業などのアフターコロナ銘柄は復活の兆しです。
でも残念なことに未だにロシアによるウクライナへの攻撃は止まず、犠牲者が増えていく一方です。
これにより様々な原材料が高騰しており値上げが相次ぎ実生活に影響が出始めてきました。
おまけにドル高円安状態が依然として続いており先月より若干ドルが下がったとは言え、未だに1ドル128円と高いままです。
商品の値上げは止まなさそうです…。
5月はどのくらい稼ぐことが出来たのか?スイングトレードとバリュー投資の結果や運用方針等をご紹介していきたいと思います。
ポイント
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目次
バリュー投資とスイングトレードの投資結果
【バリュー】1年で評価損益が150万円弱も下落
バリュー投資の5月の投資結果は、評価損益が-337,200円。
現時点のバリュー投資のポートフォリオは次の企業です。
- 東日本鉄道(JR東日本)
- 西日本鉄道(JR西日本)
- 住友化学
- 旭化成
- 良品計画(NISA枠)
- 日本郵船(NISA枠)
今月もバリュー投資の持株には一切変化はありません。
5月も先月に続き評価損益はマイナスです。
2021年5月の時は含み益が100万円以上もあっただけに含み損なのは辛いところ。
この1年間で150万円弱も評価損益が下落してしまった主な理由は主に住友化学と旭化成の影響が大きいです。
バリュー投資に一番プラスをもたらしてくれる住友化学がこの一年で株価が10%以上も下落しています。
これは同じ化学メーカーの旭化成も同様です。
この2社だけで評価損益が50万円弱は下がっているはずです。
この他、1年前の当時は東レを持っていたはずなのでそれを売却した影響もあります。
一方で投資額が一番大きいJR東日本・西日本による影響は軽微です。
1年経っても株価が上昇する兆しは全くなく、JR東日本は-20%前後、JR西日本は-30%の含み損の状態はほとんど変わっていません。
新型コロナが落ち着き観光需要も復活し、GWや夏休みへの期待から株価が上がってくれると睨んでいたんですが、結果はパッとせず…。
直近の決算で黒字になった私鉄もあるようなのでJRの業績も改善してきているはずですが、株価は低いままです。
JRの株価がプラ転するには早くても2,3年は時間がかかる気がしてます…。
【スイングトレード】負の遺産の一つだったフジクラを利確
スイングトレードの5月末時点の投資結果は、売却損益が386,152円、評価損益が-766,661円。
5月末時点で保有している銘柄は次の通りです。
投資額が大きい順に並べると、
以上、12銘柄です。
5月は久しぶりに38万円も利確することに成功。
30万円以上の利確は去年の9月以来ですし、スイングトレードでは2番目に大きな利益となりました。
5月に利確した銘柄は、フジクラ、SUMCO、ベネッセ、オリンパス、ルネサスエレクトロニクス、ソフトバンクです。
このうち、フジクラ、SUMCO、ベネッセは70万円以上投資しており、特にフジクラは200万円以上も投資してた銘柄です。
投資額が200万円以上でかつ、保有期間が長い銘柄として住友化学、神戸製鋼所、フジクラがあり、自分の中で負の遺産となっていました。
これを解消することが直近の課題だっただけにフジクラを売却することが出来たのは大きな前進です。
今回フジクラを利確することが出来た要因として2年ぶりの復配を発表したことです。
依然として割安株なので今後も伸びしろはある銘柄ですが、変動が激しく何度も利確するチャンスを逃してきたので今回は早々に利確しました。
フジクラの売却益は30万円弱です。
また、SUMCOとベネッセは2,3ヵ月程度保有していましたが、アメリカ株の低迷で日経平均が影響を受けるうちにと思って利確。
この他、オリンパスとルネサスエレクトロニクス、ソフトバンクは1銘柄あたり20~30万円程度の小額投資ですが、急落した時に拾った株なのでそれぞれ1万円程度の売却益となりました。
優良銘柄を急落した時に拾う手法を今年から始めていますが、結果は上々です。
ほとんどの銘柄が20万円~30万円の投資で1万円以上の売却益になっていますし、保有期間も数日程度。
まさに理想のスイングトレードという感じです。
もちろん株価が下落した時に買うので含み損が膨れ上がる時もありますが、ナンピン買いするタイミングは取得してから株価が更に5%~10%下がった時なので大半のケースではナンピン買いする前に5%くらいの含み益となって利確するパターンが多いです。
現時点のスイングトレードのキャッシュは480万円。
もし6月に住友化学と神戸製鋼所を売却することが出来れば900万円程度のキャッシュを確保することができるはずです。
今は新手法での最初の投資額は20~30万円程度ですが、近いうちに50万円程度まで増やしていきたいと思っています。
20万円の投資で1万円も利益になれば最高なんですが、さすがに優良銘柄で急落した株はそんなにないのでこの手法で利益を確保するには最初の投資額を少し増やす必要がありそうです。
実は神戸製鋼所は5月末時点で0.3%のプラスであり1万円弱の含み益があります。
住友化学は原油高の影響なのか株価が低迷中ですが、それでも-7%弱なのでプラ転までもう少しなので6月中に処分できる可能性は高いはずです。
その他の持株の状況としては一時は-30%以上の含み損があった良品計画が回復しつつあります。
4月末に急落してた時に拾った途端に10%以上株価が下落してたスノーピークですが、最近になってやっとプラ転しました。
持株の中で個人的に株価が低迷で不思議なのがリクルートとZHDです。
どちらも業績好調ですし業界首位の企業ですが株価は低迷のまま…。
特に、ZHDは国内を代表するザ・IT銘柄だと思っているので原料高や円高の影響をほとんど受けない産業だけに株価が上がらないのが不思議です。
現時点の投資額は90万円。
1株あたり420円程度と小さいのでいつか大きく化けることを願って急落したらナンピン買いを繰り返していくつもりです。
6月の投資目標と運用方針
今から1ヵ月以上前にFOMCが金融引き締め策として2023年半ばまでに利上げを発表しました。
その影響なのかアメリカ株は依然として低迷したままです。
前夜にアメリカ株が下がれば日本株は更に急落…というパターンでしたが、ここ最近はアメリカ株が多少下がっても日本株には影響しない時がちらほら見られるようになりました。
こんな状況から一部の専門家の中にはアメリカ株はリセッション(景気後退)入り間近と考える人もいるようです。
実際、ニューヨークダウが5月後半までに8週連続で下落となりましたが、実に90年ぶりらしいです。
あのリーマンショックでさえ経験したことのない異常事態です。
このような状況で6月の目標を立てていくのは難しいところです。
アメリカ株に影響せずに日経平均は反発していくのか、それともどこかのタイミングで下落していくのか…。
まず6月の目標は、住友化学と神戸製鋼所の2社をプラスで利確し余剰資金を作ることです。
既に神戸製鋼所はギリギリプラ転していますし、住友化学もプラ転までもう一歩という状況です。
住友化学は伸びしろは大きいと考えているものの、バリュー株でも保有しているのでその期待はバリュー株で実現し、スイングトレードで保有する分はあまり欲をかかずに利確した方が良いのかなと思っています。
これが出来れば900万円の余剰資金を作ることが出来ます。
そうすれば上述で紹介した新手法をもう少し積極的にトライすることが出来るはずです。
また、6月は20万円以上の利確を目指していきたいです。
既にプラスの銘柄のトータルの含み益は16万円ちょっとなので実現の可能性は低くないはずです。
日本航空とHISで13万円程度の含み益なのでどこまで引っ張れるか次第で2社で20万円も全然可能です。
先日、日本政府が外国人観光客の新規受け入れを発表し、その詳細が6月前半に公開される予定です。
おまけに円安なので外国人旅行者にとってはお得に国内旅行を出来るチャンスなので今後のアフターコロナ銘柄は明るいと睨んでいます。
また、急落した株を拾う手法は今後も続けていきます。
同時に、ずっと下落し続けている銘柄も対象に投資をしていくことも検討中です。
例えば、エムスリーやメルカリ、ワークマンなどです。
まさに落ちたナイフを拾うやり方でリスクはあるものの、100株程度であればリスクは小さいですし、もし反発すれば大きなリターンを期待することが出来ます。
以上はスイングトレードに関してですが、バリュー株でもそろそろアクションを起こしていこうと思っています。
というのも、まだ2022年分のNISA枠120万円を使っていないので下がりにくく伸びしろがある銘柄に投資したいと思っています。
ホントはアメリカ株を買いたかったのですが、NISAを開いているGMOクリック証券では日本株オンリーなので現状では買えず…。
仕方がないので今回も日本株を買う予定です。
NISAで狙っている銘柄は配当利回りがそれなりに高く、割安な銘柄を考えています。
でも、アメリカ株は欲しいので買ってみようと思います。
日本と違い1株単位で買えるので様々な銘柄を買うことが出来るので100万円くらいを上限に買ってみるつもりです。
ドル円は高値なので利確時に為替差損になったりしないか心配ですがそれ以上のリターンも期待できるので勉強の為に色々リサーチします。
まとめ
ここ最近のアメリカ株の状況から当初は5月も厳しいと思っていたので日経平均株価が27,000円を突破したのは驚きでした。
このまま株価が上がり、6月中に住友化学と神戸製鋼所を良い株価で利確出来たらサイコーですね。
ただ、アメリカ株がホントにリセッション入りするケースもあり得ると思うので長く持ちすぎないようにしたいと思います。
また、買う時もそうですが売る時もタイミングを分けて利確していきたいです。
6月は株主総会のシーズンで既に数社から株主総会のお知らせが届いています。
コロナ禍なのと行くのが面倒なので今まで株主総会に一度も出席したことはありませんが、ネタとして一度くらいは出席しても良いかも。
と同時に、期末配当金が各社から支払われてくるはず。
各社とも前期よりも増配しているところが多いので去年と比べればちょっとだけ多く配当金を貰えると思っています。
2022年の投資の目標は200万円です。
配当金を含んだ数値なので利確が予定よりも進んでいない今、配当金で稼いでいきたいところです。