1月22日の英タイムズ紙によると「日本政府が非公式ながら東京五輪を中止せざるを得ないと結論付け…」との報道がありました。
東京オリンピック開催まで半年ちょっと。
未だにオリンピックをコロナ禍で開催するのか中止するのか見えてきません。
こうした状況で気になってくるのが、日本株、個人的には持株への影響です。
もし、東京オリンピックの開催中止が決定した時に持株にはどんな影響があるのか、そして対策をどうするべきかをまとめてみたので良かったらご覧ください。
ポイント
投資初心者におすすめ!
政府は、2021年の東京オリンピックを絶対開催すると言い張ってるが…
世界中で新型コロナウイルスの感染拡大が起こっている中、現時点でも政府やIOCは今年の夏に東京オリンピックを開催する方向で動いています。
菅総理はビルゲイツとの電話会談の場で「東京五輪を必ずやりきる」と言い切っています。
ですが、それは政府の見解であり国民の感情としては反対、つまり東京オリンピック中止すべし!と思っている人が大多数なのではないでしょうか。
個人的にもオリンピックは開催するべきではないと思っています。
新型コロナが夏までに国内外で収束するのは厳しいのかなと。
最近まで国内だけの議論でしたが、年明けからは海外メディアでも開催中止に関する報道がチラホラ…。
ニューヨークタイムズによれば、「東京オリンピック開催の望みは薄くなった」とのこと。
そこまでオリンピック開催に向けて強硬姿勢なのはやっぱりお金が絡んでいるからなんでしょうね。
自分もあやかりたい…笑
元々、東京オリンピックは2020年に開催予定でしたが、2021年に開催が延期。
それが2020年3月頃だったので同様の理由から今年の3月頃が開催の是非を決断するボーダーラインなのかなと思っています。
日本ではいまだに国民にワクチン接種が開始されておらず、やっとファイザーから7200万人分の供給契約をした段階。
このペースでは到底、3月はおろか、夏までに国民にワクチン接種が始まるとは思えないんですよね。
オリンピック開催を国民のワクチン接種を前提にしているのか、また開催中止以外にも更なる開催延期というオプションがあるのか、最終決定はいつまでなのか…。
東京オリンピック開催に関しては不確実な要素がとにかく多いのが現状です。
とは言え、早々に東京オリンピックの開催中止という話になると予想しています。
東京五輪中止で影響が大きいJR系や国際石油開発帝石の方針
もし、東京オリンピックの開催が中止になった時に、気になるのが株価への影響です。
そうでなくても実体経済は去年以上に深刻なダメージを受けているのに、東京オリンピックが開催中止となれば株価への影響は大きいはずです。
現時点で自分のポートフォリオは、現物で東証一部上場の11社に1500万円弱を投資しています。
具体的な投資銘柄としては次のページをご覧ください。
コロナショック後に割安になったバリュー株を中心に6月から買い進めてから一度も売却していません。
東京オリンピックの開催中止が決定した時、日経平均株価は多少下落するものの、そこまで停滞することはないのかなと考えています。
というのも、日経平均株価の構成銘柄の寄与度を調べてみると、ファーストリテイリングをはじめ、ソフトバンク、ファナックなどの上位企業は開催中止の影響はあまり受けないと思うから。
影響が大きそうなJR東日本や東海などの鉄道・バスやANAの寄与度は小さいです。
だから、個人的にはオリンピック開催中止でも日本企業全体の株価への影響は小さいですし、海外なら軽微だと思っています。
ただし、持株への影響は大きそうで心配です。
保有する11銘柄のうち、影響が大きそうなのが、JR東日本・西日本、国際石油開発帝石の3社です。
しかもこの3社は投資金額が大きい上位3社でもあり、3社だけで500万円以上になります。
現時点で、この3社の損益は120万円のマイナスです。
このまま保有し続ければきっと、
最も理想的なのは影響を受ける前にこの3社を売却するか減らすことです。
ただ、含み損が出ていますし、これまでもっと含み損が大きな時も耐えてきたので今損切りしてしまうのはもったいないので売るに売れない状態。
結局のところ、この3社についてはオリンピックの開催中止が決定しても含み損に耐えながら保有していくしかないかなと思っています。
でも、この3社は優良企業なので長期間保有し続ければいつかはプラスに転じ、コロナ前の基準に戻れば30%近くの利益を出してくれるはずです。
リスク最小限に持株の売却を検討
上述した3社を除く8銘柄への影響はそこまで多くないかなと思っています。
とは言え、日経平均株価は多少なりとも下がるでしょうし、もしかしたらそれをきっかけに不況に突入…なんてこともあるかもしれません。
そうじゃなくても今の株価は実態を超えたバブル状態だと思うのでそれがいつ弾けてもおかしくないはず。
これからはリスクを最小限にするためにその他の銘柄の売却も積極的に考えなきゃいけないのかなと考えています。
投資をする時に売却の目安として損益率が30%オーバーとしていました。
今のところ、SUMCOをはじめ、良品計画や東レ、旭化成、住友化学などはその基準をクリアし、利確すれば十分なリターンが得られる状態です。
ここで迷っているのが、長期間保有して大きなリターンを狙っていくか、ナンピン買いを念頭に一度売却し安くなったら再び投資をするか…。
含み益がある企業のほとんどはまだまだ株価は上昇すると思っていますし、30%はおろか40%以上も狙えるのかなと思っています。
ただ、短期的・中期的には下落リスクは高いので含み益が減ってしまう可能性が高いはず。
一方で、欲をかきすぎることなく早めに売却すれば下落リスクを抑えられますし、ナンピン買いでリターンを積み重ねることができるのかなと思っています。
さすがに、SUMCOは今までの勢いのまま株価が上昇するとは思えないのでナンピン買いを念頭に早々に売却することも視野に検討中です。
まとめ
もし東京オリンピックが開催中止となった時に持株への影響について整理してみました。
十中八九、今年に開催することはないと思っていますが、強硬に開催したとしても持株への影響は変わらないのかなと思っています。
きっと、これまでのオリンピックで一番盛り上がらないものになるんでしょうね。
開催の是非を決断するのが3月だと仮定すると、その時までに問題の3社の含み損が解消されたら心配事は一掃されるんですけどね。
少しずつリスクを減らしつつも、これからもリターンは狙っていきたいと思っています。
半年ちょっと株式投資をやってみてグロース株よりもバリュー投資の方が向いている気がするので、今でもコロナの影響を受けている割安株を新たに買いにいくのもアリかなと思っています。
例えば、ANAや日本航空など東京オリンピック開催中止の影響をもろに受けそうな企業。
買いのタイミングが難しいですが、コロナショックで株価が50%近く落ちているので元の水準に戻りさえするだけで大きなリターンが狙えそうです。
とにかく、オリンピック開催については不確実性が高いのでいつどうなってもいいように報道に注視しつつ、すぐに売買できるような姿勢で望んでいきたいです。
ポイント
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