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病気・ケガ・健康管理

新型コロナ陽性になった。夫婦2人の自宅療養生活での体験談。今も味覚異常と咳の後遺症あり

風邪だと思ったら、まさかの新型コロナ陽性が判明

年が明けてから全国で新型コロナウイルスの感染者数は過去最多を更新中です。
国内で新型コロナが発覚してから2年も経過しますが、まさか感染者数が更に拡大しているとは思ってもいませんでしたね。

そして、更にビックリしたのが、2022年1月に自分が新型コロナ陽性になったことです

新型コロナの発症日は2022/1/23。
この日はFP2級受験を決意!の通り、FP2級を受験した日です。

実は体調が悪くなり始めたのが1/24です。
ただ、その前日に風邪を引いた感じがして葛根湯を飲み始めたこと、受験前後に自宅から外出していないことから病院と保健所の判断で1/23が発症日ということになりました。

1/26の朝方には39度まで体温が上昇し、事前に持っていた抗原検査キットを使ったところ、コロナ陽性反応が出ました。
体調が悪くなり始めてからコロナ陽性と判明するまでに2日間かかったのは症状から風邪だと思っていたからです。
もし、体温がここまで上がっていなかったら抗原検査キットを使うこともなかったかもしれません。

そして、その日に「東京都発熱相談センター」に連絡。
自宅から徒歩すぐのクリニックを紹介されて連絡したところ、抗原検査キットが陽性反応の為にPCR検査を受けずにコロナ陽性判定を受けました

新型コロナウイルスと言っても様々な種類がありますが、担当医によると症状と時期的に考えて、オミクロン株ではないかという話でした
デルタ株は高熱が2週間以上も続くケースもあり、オミクロン株と比べるとかなり症状が重かったようです。

1/26から新型コロナの治療がスタート。
発症日から10日後の2/1まで自宅療養ということになりました。
この間、奥さんの献身的なサポートもあり病状が悪化することもなく無事にコロナを乗り切ることが出来ました。

10日の自宅療養期間が経過した後も完全に体内からウイルスが消滅したか不安だったので最終日にもう一度、抗原検査キットを使いました。
結果は無事に陰性。
これでやっと自宅でのマスク着用生活から逃れることが出来そうです。

コロナと風邪の違いは?関節痛や長引く咳、味覚異常など

コロナ発症日の翌日から体調が悪化し始めましたが、症状はほとんど風邪です。

具体的にはこんな症状がありました。

  • 全身の関節痛
  • ダルさ
  • 咳・痰
  • 頭痛
  • 味覚・嗅覚が感じない

上述の通り、一般的な風邪と変わらない症状です。
ただ、普段の風邪と違った症状として、全身の関節痛や節々の痛みは強くあったということです
この関節痛は1/24の時点で出始めましたが、発症日から翌々日くらいには椅子に座っていられないほど節々の痛みがありました。
コロナの症状で一番辛かったのがこの関節痛だったと思います。

咳も普段の風邪とは違って長引いています。
発症日から10日経った今も咳が止まらずに、病院から処方してもらった咳止めの薬を飲んでいるくらいです
咳のイメージとして、風邪の時は喉から出ているとしたら、今回のコロナの場合は器官から出ている感じです。
胸が痛いと言った症状は一度もありませんが、何かしら肺へのダメージがあったのかなと心配です。

また、体温が急激に低下し微熱が続いているのもコロナの症状として実感しています
1/26に39.2度まで体温が上昇しましたが、同日の夜には37度前半まで低下。
普通の風邪でも1日でこんなに体温が下がることは少ないんじゃないかなと思います。
その後は36度台まで低下。
ちなみに、普段の体温が35.7度くらいなのでちょっと微熱という状態が今も続いています。

そして、コロナ特有の味覚・嗅覚が感じないというのも出始めました
コロナ陽性と分かった時もまだこの症状は出ていなかったのですが、発症日から1週間くらい経過後にいつも食べているチョコクッキーが小麦粉の味しかしなくなりました。
嗅覚の方も常時、変な匂いがしており、味覚・嗅覚の症状は今も続いています。

今振り返れば普段の風邪とは違う症状はありますが、39度まで高熱にならなければ新型コロナと疑うことはなかったと思います。
それくらい初期症状は風邪と似ていました。

症状の辛さとしては、発症日から2,3日間は節々が痛く怠かったですが自分的には余裕で耐えられるレベルです
今までに骨折5,6回、甲状腺癌の手術、熱中症で入院…など病気やケガをしてきましたが、辛さランキングなるものがあればトップ10すら入らないレベルなのが個人的な感想です。
療養期間中に死にそう…と思ったこともありませんし、呼吸しづらいと感じたこともありません。

電話問診・処方薬の自宅配送で治療は完全リモート


(クリニックから処方された4種類の薬)

新型コロナ陽性となり、病院や保健所のお世話になりましたが、対応はすごくスムーズという印象です

1/26に抗原検査キットで陽性が判明した後に、「東京都発熱相談センター」の紹介で自宅近くのクリニックを受診することになりました。
本来ならば改めてPCR検査を受けるみたいですが、抗原検査キットで陽性判定が出ていたことと検査に時間がかかるという理由で一度もPCR検査を受けませんでした。
ということで、クリニックへの来院も不要ということになり、電話問診、処方薬は配送で完全なリモート治療

クリニックが近いとは言え、歩くのも辛い状況でしたし、公共交通機関を使えないのでリモートで治療を受けることが出来たのはホント助かりました。
処方薬もすぐに自宅の玄関まで配送してもらいました。

  • トランサミン錠(炎症・出血を抑える)
  • フスコデ配合錠(咳を鎮める)
  • ムコダイン錠(痰・膿を出しやすくする)
  • カロナール錠(痛みや熱を抑える)

自分が処方された薬は4種類です。
どの薬もコロナ特効薬というよりは、風邪などで一般的に使われる薬です。
この薬を1日3錠飲み続けました。
(カロナールは療養期間解除の3日前から正確な体温測定の為に服用禁止でした)

治療内容は毎朝9時頃に電話での問診です。
毎日、新型コロナのニュースをやっていますが、いざ自分が感染してみると知らないことばかりで担当医の先生には色々と教えて貰い感謝しています。

また、HER-SYS(厚生労働省新型コロナウイルス感染者等情報管理システム)から毎朝ショートメッセージが届き、体温やパルスオキシメーターの酸素飽和度、症状を記入します。
パルスオキシメーターはクリニックから無料でレンタルしたものです。

自分の住まいを管轄するみなと保健所との連携ですが、自分の方から一度も連絡を取ったことはありません。
というのも、医師と保健所とで緊密に連絡しているようで要望を担当医経由で伝えることが出来ていた為です。

とは言え、保健所はパンク寸前の為か直接連絡があったのはコロナ陽性と判明してから2,3日後のことです。
ここで初めて保健所のスタッフさんと話すこととなり、現状の症状と食料品の配送の有無のヒアリングがありました。

ニュース報道だと保健所と連絡が繋がらないなどの問題を見聞きしていましたが、コロナ陽性判定から治療・処方薬配送、保健所からの連絡等スムーズな対応だったと思います
ただし、これは東京都港区の一例ですので、他の都道府県や他の区では対応に違いはあるかもしれません。

自宅療養サポートセンター(うちさぽ東京)から貰った食料品


(この他に、ミネラルウォーター1箱もあり)

東京都では無症状・重症化リスクが少ない方は原則、自宅での療養となっています
ホテルでの療養も選べることは出来ましたが、自宅近くのホテルに空きがなかったのと、ホテル利用までに数日時間がかかりそうな理由から自宅療養を選択しました。

自宅療養を選ぶ場合、「自宅療養サポートセンター(うちさぽ東京)」というサービスを利用することができます。
これは、医療相談や健康相談、食料品やパルスオキシメーターの配送等を行うサービスです。

自宅療養サポートセンター(うちさぽ東京)のご案内

上記から申し込みが可能ですが、自分の場合は担当医経由で申し込みをしました。
既にパルスオキシメーターと毎日の電話問診があったので利用したサービスは主に食料品の配送になります。

  • カップ麺
  • ミネラルウォーター・ポカリスエット・アイスコーヒー
  • ゼリー飲料
  • シーチキン等の缶詰
  • パスタ麺
  • お菓子
  • レトルト食品など

頂いた食料品は1人分でダンボール3箱分です。
たった1人でこんなに貰えるのか…という感じです。
多分自分で買ったらトータル1万円くらいはするんじゃないでしょうか。
それくらい豪華です。

どの食料品も長持ちするものがほとんどです。
基本的に常温で保管しても大丈夫なものになっています。
温めずに食べられるレトルトカレー等もあり、災害時にも役立ちそうな食料品です。

こんな豪華な食料品がタダです
コロナ陽性になってから受けた治療や処方薬、この食料品の配送など全て無料でした。

東京都はこのようなサービスを提供していますが、自治体によっては食料品や配食などのサービスがゼロというところもあるかもしれません。
また、そのようなサービスがあったとしても保健所はどこもパンク状態なのですぐに受けることが出来ないケースもあるので、事前に1週間分くらいの食料品を用意しておくと良いと安心出来ます

自宅療養に備えて準備しておきたいもの


(頭痛や喉の痛みには冷たいアイスで癒された)

現時点では無症状・軽症者は原則、自宅療養となっています。
オミクロン株は感染力が強いと言われているので自宅療養を想定して予め準備しておくことが理想です。

実は、東京都から食料品を配送して貰いましたが、実は届いたのは発症日から1週間以上経ってからです。
だから基本的にこの食料品に頼らずに自分たちで調達した食料品で10日間を過ごしてきました。
奥さんも濃厚接触者となり食料品の買い出しが出来なくなったのでネットスーパーをフル活用。

【準備しておきたい食料品】

  • レトルト食品・インスタント食品
  • 冷凍食品(レンジでチンで食べれるもの)
  • スポーツ飲料(アクエリアスやポカリスエット)
  • 栄養ドリンク(リボビタンDやオロナミンC等)
  • アイス(痛めた喉にはガリガリ君はベストでした)
  • のど飴

療養期間中は全て奥さんが料理を作ってくれましたが、もし自分ひとりで療養するとなると怠くて料理なんて作れないと思うので簡単に作れるレトルト・冷凍食品などをストックしておくと便利です。

また、しっかりと水分補給出来るようにアクエリアスやポカリスエットなどのスポーツ飲料も必須です。
あと、どの程度効果あるかは分からないですが、(気持ちの面で)栄養ドリンクもあると良いと思います。

その他、止まらない咳で喉を傷めているケースが多いと思うのでのど飴もあると便利です。
特に自分はガリガリ君のひんやり感が気持ちよくて1日2本食べてました。

食料品以外では、NetflixやHuluなどのオンライン動画もあると暇つぶしになります。
Amazonビデオでアメリカの「SUITS」を見続けていました。

まとめ

自分は人一倍、感染対策を行っていた自信がありますし、ほとんど自宅で過ごしているので新型コロナに感染することはないと思っていました。
特に、発症日の前後は受験の為に自宅に籠っていたのでまさか感染するとは…。

ただ、10日間の自宅療養期間を経てやっとパソコンに向かって作業できるようになれて良かったです。
軽症で済んだのも感染したのが(おそらく)オミクロン株であったことと、2回のワクチン接種(モデルナ)をを受けたからだと思います。

風邪かな?と思った時から毎日Twitterで症状をツイートしているのでコロナ陽性時の様子を知りたい方は下記のツイートから返信ツイートを見てみて下さい。

あるいは、「@FreeeRoom #コロナ陽性」で検索するとコロナ陽性後の様子が分かるかと思います。

最後に、体調に不安がある方は各自治体でコロナに関する専用窓口を設けているので1人で我慢せずに相談してみるのも一つです
確かに、保健所はパンク状態で電話が繋がりにくいですが、新たに相談窓口を設けている自治体も増えていますし、この2年で保健所と病院、そして患者の情報連携もスムーズになったと実感しました。

(7/26追記)

自分は毎年1回肺のレントゲンとCTを測定し診てもらっています。
気になっていた新型コロナ陽性による肺への影響はないとのことでした
病状によっては肺が真っ白になるケースもあるので陽性から半年経って何も無かったのは良かったです。

ただ、半年経っても新型コロナウイルスの後遺症として続いているのが、平熱が上がった点です
新型コロナに感染するまでの普段の体温が35.7度くらいだったのに対して、現在の平熱は36.7度前後に上昇してしまいました。
平熱が上がったからと言って特段、体調に変化を感じているわけではないのですが、体温が1度も上がるのは何かしら身体に影響を与えているのかなと心配です。
この件についても医師に相談したところ、平熱が上がったケースも少なくないらしく原因は不明とのこと。

新型コロナによるダメージが判明するのにはまだまだ時間がかかりそうです…。。

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