障害者雇用で転職したのが2024年4月半ば頃。
9年近く自営業をしての会社員だったので入社する前はホントにやっていけるのか心配でした。
それから2か月ちょっとが経過。
フリーランスでやっていた時よりも時の流れは遅く感じます。
仕事以外にもプライベートで大きな変化もあったので近況や投資の報告をしていきたいと思います。
外資系投資銀行に障害者雇用で転職
障害者雇用として勤務しているのは外資系投資銀行です。
バリバリの外資系企業と表現していましたが、決して大げさな表現ではないはず。
京都大学でMBAを取得していますが、それも外資系投資銀行や戦略コンサルなど、キラキラしたイメージのある企業に就職したいと考えていたからです。
実際、オフィスはきらびやかな世界が広がっていてイメージ通りです。
今回は障害者雇用という形で働くこととなりました。
もし一般転職であれば書類選考を通過することもできなかったはずです。
障害者にしかない特権ということで障害者雇用を自分はゴールドカードと言っています。
障害者雇用というと、簡単な事務やメールルームでの作業、掃除などの仕事が多い中で、よく外資系投資銀行で働くことができたと今でも不思議に思っています。
配属先は管理部門。
未経験の分野ですが、過去の経験を活かせる仕事内容でもありますし、会社にとって重要なタスクでもあるのでやりがいを持って仕事をしています。
給料はボーナスみたいな金額に残業代支給で高額
給料は年俸制です。
勤務形態は契約社員なので毎月の給料のみでボーナスの支給はありません。
でも、これまで2回給料を貰いましたが、毎月ボーナスみたいな金額を頂いています。
過去に大手企業で3社働いてきましたが、月給は断トツで一番です。
一般的に投資銀行の社員はみなし残業で残業代が付かない形態ですが、契約社員ということもあって残業代もきっちり貰えます。
と言っても10時間程度しか申請していませんが、それでもかなりの金額なので侮れません。
残業代をカウントすると年収は結構な金額になりそうです。
もちろん、今までで一番貰うことになります。
他の外資系企業での面接で障害者雇用でも給料や仕事で差別することはないと言われましたが、実際にホントでした。
障害者雇用で就職した人でも昇進している人はいます。
契約更新は6か月ごとです。
正社員への登用制度はあり、早い段階で正社員になりたいと思っています。
外国人上司にはこの件についてアピールしており、今月の面談で契約更新なのか正社員なのか、英語を聞き取れなかったんですが雇用を継続するみたいな話がありました。
今までの会社員時代と違い、今回は自分がADHD・ASDであることや苦手なことを理解しているので、こまめに報連相を行ったり、積極的に話しかけているなどで上司曰く、高評価とのこと。
正社員への登用は上司だけでなくメンバーの意向も反映されるはずですが、1年以内に正社員になれると信じています。
外資系投資銀行というと、レイオフのイメージが強い業界です。
でも、障害者勤務での社員は例外。
それは従業員数に対して一定の障害者数を採用しなければならないからです。
現在の法定雇用率は2.5%、来年度には2.7%に拡大します。
(後日談ですが、業績低迷でリストラされた知人やパフォーマンスが悪くて契約更新されそうにない人などがいる模様…)
聞いたところでは、どの外資系投資銀行も一般社員と同様に働ける人を求めているので、簡単に替えがきかないので外銀でも雇用が守られる数少ないポジションとのこと。
もちろん、一定程度のパフォーマンスを出していることと、周囲とのコミュニケーションが良好なことは大前提だと思います。
そういう背景もあるので、そこそこ自信を持って正社員に登用することができると考えていたりします。
同業他社からのオファーが早速あった
投資銀行は人材の流動性が激しい業界です。
他の業界と比べて、投資銀行とにかく転職が当たり前で同業他社やバイサイド(PEやヘッジファンド、アセットマネジメント)への転職が多くあります。
そんな中、先月に同業他社から面接を受けてみないか?とのお誘いがありました。
この企業は今の勤務先と同じ日に応募したライバル企業であり、内定後に就職する旨を報告した経緯があります。
その為、まだ働いたばかりという状況も踏まえた上で、優先的に選考を受けてみないか?という話でした。
普通なら1ヵ月しか働いていない人をアプローチしないので、この辺りは投資銀行業界ならではなのかなと思います。
雰囲気だと今よりも給料はかなり貰えそうな感じを受けました。
でも、迷うことなくお断りさせて頂きました。
今の会社はすごく快適だからです。
上司や同僚は良い方ですし、仕事内容もやりがいがありますし、おまけにリモート勤務も週2回まで認められています。
ただ、今回の件で分かったのは会社によって給与水準が大きく違うということ。
また、どこからともなくオファーが来る可能性があるということです。
同業他社からのオファーがあったのも投資銀行で働ける障害者の人材に限りがあるからでしょう。
業界未経験よりは経験があった方が良いでしょうし、求人にマッチすれば猶更です。
外資系で事務の経験があり、なおかつ投資銀行の経験を持つ障害者は貴重ということが分かりました。
入社してから5ヵ月後経過した時の様子です。
契約社員から正社員へ昇格し、昇給も大きくアップしました。
投資銀行勤務の影響で株式投資の運用に大きな影響あり
これまで数年、月次で投資報告を行ってきました。
でも、最近最後に更新していないのは投資銀行に就職したことが原因です。
というのも、銀行や証券会社で働く人間はインサイダー取引などの観点で一般の方のように自由に売買できないようなルールがあります。
これは管理部門でセンシティブな情報に触れる機会がない人間も同様の扱いを受けます。
その為、入社前にコマツやクボタを利確してから一切、取引をしていません。
投資について勤務先では指定口座で運用できるようになっています。
その為、楽天証券やGMOクリック証券で保有していた持株全てを新しく開設した証券口座に移管しており、会社に保有株の保有数などを開示しています。
金融機関によっては働きながら投資の運用をするのがかなり厳しいと聞いたこともあるので、その点ではまだマシなのかなと思っています。
ただ、売買する時には承認が必要らしく、投資からは距離を置くことになるのかなと考えています。
直近の投資状況は下記の通りです。
評価損益は、+3,663,140円。
(後日談ですが、8/5の日経平均4,000円急落のダメージから回復途中です…)
最も貢献しているのは神戸製鋼所で470万円弱。
逆に足を引っ張っているのが住友化学で90万円弱。
本来は入社前にプラス銘柄だけ利確しようと思っていたんですが、株価が下がっていたこともありできませんでした。
結果的に、最近の日経平均は好調であり保有していて良かったです。