外資系投資銀行に障害者雇用で転職したのが2024年4月22日。
それから6ヶ月が経ちました。
その間に子供も生まれたのでこの半年間はあっという間で過ぎた感があります。
契約社員から正社員になった節目でもあるので入社してからの半年を振り替えつつ、今後の話もご紹介していきたいと思います。
目次
障害者雇用として外資系投資銀行の人事部で働く
障害者雇用として働いているのは、外資系投資銀行です。
入社して2ヵ月経過した時の近況については上記をご覧ください。
配属先は人事部、いわゆるHRです。
実は、人事部で働くのは人生初で、6ヵ月経った今も慣れないことばかりです。
仕事は、労働時間の管理と障害者採用、レポート業務などを担当しています。
投資銀行と言えば、労働時間はハードなイメージが強いと思います。
最近では法律が改正されて時間外労働時間も厳しく管理されるようになり、投資銀行も例外ではなく、従業員がルール通りに働いているかチェックしています。
また、障害者雇用で働く自分が障害者採用をするのも変な話な気もしましたが、障害者だからこそ分かることもあり、優秀な人材を集めるべく試行錯誤中です。
勤務地は電車で20分ちょっとの場所にあります。
就業時間ギリギリに行くので満員電車は避けられませんが、それにも慣れてきました。
通勤中は英語のリスニングを聞いたり、オンライン英会話で使う教材の確認に時間を使っています。
リモート勤務が週2回まで認められています。
最初こそ周りをうかがってリモート勤務をほとんどできませんでしたが、今はフルにこの制度を使っています。
職場の雰囲気は和気あいあいとした感じです。
人事部長と私以外は女性社員なので優しく教えて貰っています。
と言っても、障害者として扱われている雰囲気は全くなく、ホントありがたいです。
英語は毎日使いますが、今の英語力でも十分に通用している気がしています。
メールのほとんどは英語ですし、ドキュメントも英語です。
コンプライアンスなどのセミナーも全て英語です。
ボリュームが多いと負担ですが、翻訳ツールなど便利なソフトがあるのでこれを駆使しています。
職場には外国人が数名いますが、レポートラインにあたる人事部長は外国人であり、彼とは2週間に1回の頻度で30分の打ち合わせがありますし、結構な頻度でランチにも行ったりしています。
オンライン英会話のおかげもあってか、対面での会議では英語力でそれほど困ることは少なく、ブロークンイングリッシュで会話しています。
入社して6ヵ月が経過し、すごく働きやすい職場だと思っています。
契約社員から正社員へ、年収も100万円以上アップ
最初の雇用形態は契約社員で半年ごとの更新でした。
Contractには「FIXED-TERM CONTRACT OF EMPLOYMENT」となっています。
次の契約は2024年10月22日で、契約更新しない場合には1ヵ月前の通知が必要ということになっています。
今の外国人部長は6月に入ったばかりの人で、それ以前の部長にも新部長に引き継がれる時にも将来的に正社員になりたいと話をしていました。
自分ながら結構しつこく言っていたと思いますw
それも英語だったからできた気がします。
9月半ばに入り、そろそろ新しい契約手続きかな…と思う時に、月2回の人事部長との打ち合わせが良いタイミングであったので、改めて正社員になりたいと伝えてみました。
ランチに誘われた時にはパフォーマンスが良いと言われており、最短記録で正社員になれるかも…と期待していた時に、次の打ち合わせで雇用について話をしました。
結論として、10月からPermanent positionの話を打診され、年収やその他の諸条件について話がありました。
年収はキリ良く、50万円アップを交渉してみましたがこれは却下…w
その直後に「Permanent CONTRACT OF EMPLOYMENT」の契約書とレターを貰い、改めて正社員になれたと実感。
年収は100万円以上アップしました。
元々貰っていた給料も満足でしたが、更に半年間で給料が上がることにびっくり。
正社員になったことでDCプランに入れたり、その他の福利厚生に加入できるようになりました。
ただ、当初期待していた職位にはなれず、これに達するには今よりもResponsibilityを増やすべきとの話を受けました。
主担当者になったり、責任ある仕事を広げたりする必要がありそうです。
5ヵ月で契約社員から正社員になれた理由
正社員になれたのは入社から半年が経過した時ですが、話があったのは5ヶ月後の時でした。
最短で正社員になれたのも一番はアピールし続けていたことだと思います。
会社にとっては正社員より契約社員でいれてくれた方がリスクが小さく、レイオフも簡単にできます。
何も言わないでいると契約のままになってしまうと思います。
それより、しっかりと正社員になりたいとか、給料上げて欲しいとか、要望を伝えるべきです。
また、新しい部長になったことで今までの前例とかがないというのも大きかったと思います。
それまでの部長であれば今までのルールを踏襲していたかもしれませんが、そのような慣例を持っていないのでプラスに働いたはずです。
そして、チームに貢献することです。
まず最初に、自分に割り当てられた仕事を責任を持って担当できるようになることがあると思います。
入社直後はマンツーマンで丁寧に数ヵ月教えて貰っていましたが、最近では仕事に慣れてきて何も相談せずに自分の判断で仕事を進められるようになりました。
また、仕事を俯瞰して見れるようになり、担当者として指摘できるポイントも幅広くなってきました。
決め手はチームにとってバリューを提供していくようになったことだと思います。
外資系企業には360度評価があるように、周囲の評価が良くある必要があると考えていたので入社前から意識して、担当外の仕事でも積極的に手を上げて仕事をするようにしていました。
その結果か、正社員になれる前から周囲のレビュー評価が高いと聞いていました。
ダラダラ話してしまいましたが、短期間で正社員・昇給するには担当の仕事に自信を持ってできるようになり、チームの利益になるような仕事をし、明るく仕事をすることだと思っています。
今後について
投資など
正社員になったことで変わったことは、契約期間が無期になったこと、毎月の給料が上がったこと、DCプランに加入できるなどです。
仕事内容自体は基本的に同じです。
ただここ最近、元々専任としてやるはずだった業務から諸事情により外れて、新しいプロジェクトに専任することになりました。
プロジェクトの発案も自分なので企画書のようなものも人生初に作成しました。
正社員になったものの、職位を上げるにはResponsibilityを広げるか増やす必要があります。
アサインされたプロジェクトをやり切るしかないですが、簡単ではないのでどうなることやら…。
正社員になったからというわけではないですが、入社後の半年間は投資活動が制限されていました。
やっと投資できるようになったので投資銀行特有のルールでも投資できる金融商品を模索中です。
バックオフィスなので意外に投資できる範囲は広いと理解しており、個別商品も購入できるはずです。
フロントやミドルならコンプラに事前報告を取る必要があるらしいですが、バックオフィスならそれも不要らしいです。
もし市場が急落したら割安で配当利回りが良い個別株に投資していきたいです。
ただ、その後に株価が上がったから即売却とはいきません。
原則、30日は売却制限があります。
ただ、最近割高なのと株価を見ている時間がないので、放置できる投信が良いのかなと思っています。
オルカンとかよく聞くようになりましたが、アメリカは景気後退りスクを抱えているという認識です。
従っていくらドルコスト法とか分散投資しても今ではないと思います。
それよりも景気変動に強い商品としてMMFに興味を持っています。
配当利回りは4%程度。
元本割れリスクは小さく、現金をただ置いておくだけならMMFとして持っていた方が良いのかなと思っています。
まとめると、株価が急落すれば個別株に投資、安定していたらMMFをイメージしています。
投資以外だと、DCプランなどの福利厚生を使えるサービスが増えました。
まずはDCプランの手続きを早くしないと…。
また人間ドックが10万円近くまで無料なので、早く受けたいところです。
実は入社して13キロくらい太りました…。
副業について
勤務先は申請すれば副業が認められています。
不動産投資も副業としているので、実は多くの投資銀行で副業はOKらしいです。
今の副業は人事コンサルティング。
以前はアフィリエイトをやっていましたが、一切売上がない状態で、転職してから自分でも人事コンサルができると思いつき、トライしています。
まだ売上を上げられていませんが、少しずつ形になってきました。
法人のホームページも大きく改善しましたし、決済機能も付けました。
アフィリエイトの経験を活かしてBtoB向けに記事も作成しています。
基本的に営業は自分からクライアントにアプローチする方法です。
時間がある時に定型文と提案書を送る日々ですが、先日売上が1兆円を超える大企業とのアポイントを取り付けました。
終業後にWeb面談をしたものの、しどろもどろになり失敗…。
ただ、アナログな方法でもアポを取り付けることが分かり、大企業だけでなく、中小企業にもアプローチするためにちょっとお金をかけて営業リストをゲット。
人事コンサルはBtoCとBtoBを展開していますが、メインはBtoBです。
料金も強めに設定しており、今後の展開次第ではさらに値上げする予定です。
とりあえずまずはアポイントを増やして、トレーニングを重ねること。
簡単には契約を取れないと思うので、面談を繰り返していくところを年内のゴールにしています。
そして、早く契約からサービス完了まで一連の手続きを経験したいところです。
売上は安くても50万円以上。
これを何回か繰り返せば、赤字を解消できるかもしれません。
まとめ|事前になりたい自分について考えておくべき
当初の自分の要望は正社員になることでした。
結果的には正社員になるに伴い、年収もアップしました。
給与形態が固定給になったわけでもないので、年収は固定でもよかったはずですが、レビューのおかげか給料が上がったのは感謝しかないです。
今振り返ると、昇給や職位などの諸条件についても事前に要望を伝えておくべきでした。
短期間のゴールは正社員になることしか考えていなかったので、給料などは考えてもいませんでしたが、もし給料も含めて要望を伝えていればもう少し年収アップになったのかなと思っています。
既に契約書に年収が織り込まれていたので給料交渉の余地はなかったのは仕方がないですね。
最後に気になるのは今後の昇給があるかどうか。
人によって違うらしいので自分が該当するかどうかは不明…。
正直、今の年収では不満。。