今年の1月23日にFP2級の受験がありました。
3月4日の今日、無事に「2級FP技能検定」に合格することができました。
実は、この記事は試験直後に作成していたので記事が無駄にならずに良かったです…。
FP2級は申込期限が近く何か勉強したかったという感じで大した動機なく受験しました。
そんな状態なので中々試験勉強に集中することができず、結果として勉強時間は50時間弱。
試験まで勉強時間を確保するのが難しいという人も多いと思います。
自分なりのFP2級の合格出来た勉強方法をご紹介していきたいと思います。
目次
集中できず勉強時間は50時間弱
FP2級の試験勉強を開始したのが12月3日。
今日からFP2級の試験勉強スタート(`・ω・´)
とりあえず各分野の○×問題やって相続・事業承継と不動産分野は分からないってことが分かったのでここから勉強開始。
試験までに1周できるかどうか…。#FP2級 #資格 pic.twitter.com/thUeuxzElD
— タムタム (@FreeeRoom) December 3, 2021
12月からの勉強でも試験まで残り50日はあります。
1日2時間でも100時間、直前に集中すれば130時間くらいは確保することができると考えていました。
一般的にFP2級合格には100時間~300時間程度が必要と言われています。
最低でも100時間勉強出来れば合格できると考えていた理由として、多少前提知識があったからです。
そもそも、FPの勉強自体は今回が初めてです。
FP3級を受験せずFP2級から受験できたのはFP協会が定める経理などの実務経験があったからです。
勉強前から、法人税や消費税、金融に関して多少の基礎知識を持っていました。
イメージで言えば、テキストの1割くらいは理解していた感じだと思います。
とにかく100時間だけでも勉強出来ればと思っていました。
でも、実際のところは全く集中できず勉強時間はわずか50時間弱。
勉強するのが久しぶりで全く集中できず、テキストを開くまでにとにかく時間がかかり、いざ勉強を始めてもすぐに飽きてしまい中断…。
計画していたよりも勉強時間は少なかったものの、50時間でも合格するには十分だったなと受験してみて感じました。
「非効率」だった、FP2級のテキスト・問題集の勉強方法
注意
初のFP試験勉強ということもあったので闇雲に勉強しましたが、今振り返ればもっと効率良く勉強できたのかなという思いもあるのでここの内容は一例としてご覧下さい。
FP2級受験にあたって用意したテキスト・問題集は下記の2冊です。
FPはメジャーな資格試験ということもあり色々なテキストが販売されています。
どのテキストでもカバーされている内容にほとんど違いはないと思います。
人によってカラーが良いとか、文字が大きい方が見やすいなどこだわりがあると思うので実際に本屋で見比べることをおすすめします。
この2冊のテキストを使って試験までに勉強した内容・流れです。
- FP2級 AFP テキスト&問題集のテキスト部分をインプット
- FP2級 AFP テキスト&問題集の付属問題集にトライ
- FP2級 AFP テキスト&問題集のテキスト部分をインプット(2回目)
- 史上最強のFP2級AFP問題集にトライ
- 史上最強のFP2級AFP問題集で間違った場所を復習(2回目)
- 過去問(2021年9月分の1回)にトライ
勉強し始めた当初はテキスト1周するだけでも無理かも…と思っていました。
だからテキストでの勉強は全く知識がないところから順にやっていきました。
具体的には、(1)不動産、(2)相続・事業承継、(3)ライフプランニングと資金計画、(4)リスク管理、(5)金融資産運用、(6)タックスプランニングという流れでやりました。
FP2級の勉強で最後のタックスプランニングを読破(`・ω・´)
テキスト読み始めたのが12/3で勉強しなかった数日を除けば実質2週間くらいで読み終えることが出来た感じ。
ただ、問題に出されそうな数値系はほとんど忘れた…。— タムタム (@FreeeRoom) December 23, 2021
ツイートした通り、テキストを1周するのに2週間ほど時間がかかりました。
実際にやってみた感じではテキストは分厚い割に情報量はそれほどでもないという印象です。
全部で6分野あるので1日1分野でも全然無理ではないと思います。
一番最初に勉強した不動産分野の問題をやろうと思ったら全く覚えていなかった…(;´・ω・)
不動産は知識ゼロだからもう一回テキストからやり直そう。— タムタム (@FreeeRoom) December 28, 2021
イメージで攻略 わかる! 受かる! ! FP2級 AFP テキスト&問題集には問題集が付属してあったので1から順にトライ。
結果はほとんど覚えておらず各分野をチラッと読んだだけで終わりました。
用語がごっちゃ(国民健康保険と国民年金など)になっていたり、細かい数値系などをすっかり忘れていました…。
ということで、テキスト2回目では重要そうなワードや数値系を書きながら暗記。
ノートにまとめたとかではなく、ホントに覚える為にノートにワードを走り書きして五感を使った感じです。
先月から始めたテキストが終わったのでやっと問題集を購入(`・ω・´)
試験までに2周したいところ。
Amazonで買ったから気づかなかったけど付属の合格BOOKがサッと復習には便利そう。あとクルトガというシャーペンもゲット。
実に大学受験の浪人時代以来。#FP2級 #試験 #受験勉強 pic.twitter.com/cpWgbcEkGd— タムタム (@FreeeRoom) January 5, 2022
多少理解できたところで史上最強のFP2級AFP問題集を使ってアウトプットをしました。
問題集は案外サクサクと進み1週間ちょっとで1周することが出来ました。
その際、間違った問題にはチェックを付けて後で復習しやすいようにしました。
試験まで残り10日間くらいでしたが、この時の正解率は全体で6割ちょっとでギリギリ合格できそうという状態。
そして、最後の仕上げにFP協会が掲載している過去問1回分を時間を計りながら解いてみました。
あとは試験までの期間はごっちゃになっている部分や問題集で間違ったところを復習して試験当日に。
「効率よく」短時間で合格するためのおすすめの勉強方法
上述したのが試験まで残り50日間、勉強時間50時間弱でやった内容です。
振り返ってみると無駄なと思った点がちらほら…。
FPの勉強自体初めてなので仕方がないですが、今思うともっと効率よく勉強することが出来たのかなと感じています。
FPの勉強で個人的にコツや工夫などをまとめてみました。
勉強は人それぞれ色々なやり方があると思うのであくまで一例として見てみてください。
テキスト1周目はさらっと流す程度に勉強
FP2級のテキストはパッと見、結構分厚いです。
この本の厚さで圧倒される方も少なくないはずです。
でも、印象として各テーマそれほど突っ込んでいないということ。
ざっくり言えば、広く浅い試験です。
だから、テキスト1周目はさらっと流す程度でスピード重視で勉強していくのがおすすめです。
スピーディーに勉強していくことで2周目する時にもぼんやりと知識が残っているうちに復習することが出来ますし、各分野ごとの繋がりも意識することができると思います。
実際問題、1日に1分野として1週間でテキスト1周を終わらせることも可能です。
自分は集中力が続かずにダラダラと勉強した結果、テキスト1周に2週間かかってしまいましたが、短期間で合格したいならイケるはずです。
自分が購入したテキストには問題集が付属されていましたが、全分野を通してから問題集をやるのではなく、各分野ごとに問題集をやった方が効率よく勉強できます。
そこで間違ったところをテキストで見直せば理解も深まります。
6分野に共通の「タックスプランニング」から勉強
FP2級の試験範囲は、ライフプランニングと資金計画やリスク管理など6分野で構成されています。
年金やら金融やら不動産…など様々なテーマを扱う試験ですが、6分野全てに共通するのが「税金」です。
「タックスプランニング」という分野が税金をメインに扱っているものの、お金に関する資格試験ということもありその他の分野でも何かしら税金の話が出てきます。
「相続・事業承継」という分野も半分は税金の話です。
もし、FP初学者の方で税金の知見がゼロという方には「タックスプランニング」から勉強をスタートさせるのも一つの手です。
最初に「タックスプランニング」を勉強することで税金の基本について理解することができるので別の分野で税金の話が出てきても理解しやすくなるのかなと思います。
ポイント
でも、勉強してて面白くないと思う方が大半だと思うので苦手と思うなら好きな分野から始めるのもアリだと思います。
とにかく、スタートを速くしやり通すことが肝心です。
最終的にテキスト勉強より、問題集を重視
FP2級は学科試験と実技試験に分かれており、実技試験では記述式となります。
ただし、論述するような問題は今のところ出題されていません。
あくまで計算結果を記述するだけです。
だから、勉強の流れとしてインプットよりアウトプット重視で問題集をより多く解いた方が効率よいです。
FP2級には小難しいワードが並びますが論述する問題はないので一言一句正確に覚える必要はありません。
文章の中にあるキーワードさえ分かれば問題を解くことが出来ます。
その為にも問題集を繰り返し解くことで問題のクセのようなものを見つけられるはずです。
FPの試験では計算問題が多数出てきますが、出題方法のパターンは似たものが多いので問題集を繰り返せばサクッと解けるはずです。
特に、実技試験の計算問題は配点が高いと言われているのでより有利になると思います。
もし、試験までほとんど時間が無くてテキストと問題集を両立させることが不可能でどっちか選ぶとしたら問題集を選ぶと思います。
問題のパターンと回答を暗記するのに一か八か賭けますね…。
時間を計りながら、過去問題は一度は解くこと
FP2級の学科試験は120分、実技試験は90分です。
試験で時間配分をする為にも時間を測定しながら過去問は解いた方が良いです。
自分の感覚では学科試験は30分以上時間が余りますが、実技試験はキツキツのイメージです。
実際、試験当日では学科試験では自分を含めて大勢が終了時刻前に退出していますが、実技試験で退出した人は稀でした。
FP協会の公式な過去問は上述のページから入手することが出来ます。
ただ、模範解答には正誤しか分からず説明文はないので分からない問題について自分で調べる必要が出てきます。
そこで便利なのが、FP2級ドットコムの過去問道場というページです。
このサイトなら過去問の正誤だけでなく説明文も記載されています。
自分は試験直前にこのサイトの存在を知ったのですが、10年分の過去問を扱っているので問題集を買わずにサイトでアウトプットするのもアリかな…と思います。
まとめ:試験まで残り時間が僅かでも合格の可能性はある
1日2時半、20日で勉強時間は50時間になります。
試験まで残り1ヵ月を切って何もやっていない…と焦る人も少なくないと思いますが、まだまだ合格できるチャンスは十分あるはずです。
短期間で合格するにはとにかくアウトプット重視が大切です。
試験直前になるときっちり覚えていないのが不安になりテキストに戻りたくなりますが、完璧に覚えるのは無理があります。
また、実際の試験にはテキストに載っていない問題も出題されます。
実際、今回受験した試験では初めて見る問題があり、Twitterや掲示板では近年では難しかった…という声がちらほら…。
だから、テキストでは基本的なところの理解に留めて問題を解くのに時間をより多く割いた方が合格できる可能性は高くなると思います。