国内外の数多くの業界の中でも高い関心事が投資銀行。
給料や選考、働き方、オフィス環境など知りたいことは新卒や中途など就活生を中心に多いと思います。
でも、投資銀行で働く人間は少なく、忙しいからなのかSNSやブログで情報発信する人は稀。
ということで、興味が高そうないくつかのテーマについて外資系投資銀行についてご紹介していきたいと思います。
今回は、副業。
勤務先の投資銀行は副業が可能で会社運営中
外資系投資銀行に就職する前までの8年間くらいはアフィリエイトの会社を運営していました。
売上が激減してしまい、転職の道を選んだわけですが、実は今も会社を維持していますし、収入も僅かながら入ってきています。
そして、勤務先の投資銀行には許可を貰って会社経営をしています。
投資銀行とは縁のないアフィリエイトの副業はOKです。
会社に入社する前までは本業、入社後は副業になった会社経営については、オファーが出た後のオンボーディングプロセスの段階で手続きをしていました。
自分の場合は副業となる仕事を持っていましたが、入社後に副業を始めても手続きをすれば可能となっています。
ただ、この手続きがめちゃくちゃ煩雑で時間がかかりました。
投資銀行業務と利益相反がないかどうかなどの審査があり、その為には会社の基本的情報から財務情報、ビジネスの内容などの情報を謄本と共にコンプライアンスに提出。
同時に、30項目くらいのチェックリストにも回答して大変でした。
もちろん、全て英語です。
ちなみに、勤務先では不動産収入を得ることも副業に含まれています。
投資銀行業界の場合、自由に株式投資ができない理由から不動産投資を行う人が結構いるらしいですが、不動産経営も副業として申請する必要があります。
銀行や証券で副業可能な金融機関が増加傾向
コロナ禍の前後から様々な業界で副業を可能とする企業が増えてきました。
リモートワーク勤務が普及し働き方改革が相まってのことだと思います。
一方で金融機関は副業に固いイメージです。
でも2022年11月時点で全国地方銀国協会の調べによると、地方銀行62行のうち半数が副業を可能と回答しています。
意外に多いというのが印象。
ただメガバンクでは、みずほ銀行くらいで三菱UFJ銀行や三井住友銀行は現時点では副業可能とする記事は見つけられませんでした。
銀行以外の大手金融機関だと、SMBC日興証券やみずほ証券、auカブコム証券、第一生命保険、ライフネット生命、東京海上日動などで副業を認めているようです。
金融機関でも銀行は比較的、副業を認めているところが増えている印象ですが、証券会社はホントに少数。
銀行と証券でここまで大きな差があるのが不思議。
では投資銀行はどうなの?という感じですが、同僚によれば複数の投資銀行で副業を認めているとのこと。
不動産経営やらレストラン経営、業務委託など様々。
不動産投資は節税目的でやる人が多いと聞いたことがある一方で、レイオフが身近な世界なのでリスクヘッジとして副業に力を入れる人もいるようです。
投資銀行で今後どんな副業をやっていく?
これまで9年間くらいアフィリエイトしかやってきませんでした。
でもコロナ禍を機に売上が激減し、ピーク時から99%くらいダウンしてしまい、月数千円あればラッキーな方です。
もはや個人ではアフィリエイトで売り上げを上げていくのは不可能に近い感覚なので残っているサイトのメンテナンスをする以外には基本的にタッチしないつもりです。
それより、何か新しい副業を始めたいところです。
昨年末に海外向けにコンサルみたいなサービスを立ち上げたので、それに少しリソースを割いてもいいのかなと思っています。
露出を増やすためにアメリカで検索する時に特定のキーワードで上位になるように広告費を投資しようと計画中。
他には障害者転職について何らかのビジネスができなかなと思っています。
投資銀行での転職はかなりのハイキャリアだと思いますし、希少性が高いと思うので情報を発信してコンサルみたいなサービスも面白いのかなと思っています。
まとめ|副業可能な投資銀行は実は多い?
既に投資銀行で働いていれば、コンプライアンスや人事などの部門に聞いてみればすぐに副業が可能かどうか答えが出ると思います。
問題は応募先の投資銀行が可能かどうか。
結局、メールなり面接で副業について聞いてみるしかないと思います。
質問事項としてメジャーな内容だと思うので選考に大きな支障はない質問ではないはず。
ただ、本業である投資銀行の仕事が最優先であることは求められるので、副業は本業に支障にない程度であるということは忘れてはいけないと思います。
ところで、会社に報告せずに副業は可能なんでしょうか。
バレずに副業する方法が巷でいくつか聞くこともあるので、会社に黙ってこっそり副業をやっている投資銀行勤務の人もいるのかもしれません。
でも、投資銀行はホントにコンプライアンスに厳しく、オンボーディングの時に色々なチェックがあるので開示せずに働くのは難しいのかなと思っています。
そもそも、本業で忙しい中で副業に時間をさけるのかという問題もあります。
時間的制約だけでなく、同僚同士で業績を達成しなければリストラという厳しい世界なので、常に投資銀行の仕事にリソースを割くことが求められます。