つい最近、M2のMacbook Airが発売されました。
その前のM1からAppleオリジナルのCPUを採用したことにより一気に性能が向上したと言われていいますが、M2によってどれほど性能が変わったのか楽しみです。
ただ、M2のMacbook Airは従来のモデルと比べると結構高い印象です。
M1のMacbook AirのメモリとSSDをカスタマイズして16万円弱だったのに対して、同スペックでM2を組んだ場合には5万円以上も高くなっています。
その為、M2は見合わせて前モデルのM1やそれ以前のモデルのMacbook Airを検討している人もいると思います。
自分は現在、M1をメインに利用していますが、それ以前の7年間は2015年モデルを使用してきました。
そこでこのページではM2とM1の価格差や型落ちした古いMacbook Airの使いやすさについてご紹介していきたいと思います。
目次
11万円台で購入したMacbook Air2015年モデルを7年間使用
(電源コネクタが従来の「MagSafe2」になってるのが2015年モデルのMacbook Air)
2022年4月にM1のMacbook Airを購入。
その購入直後にM2のMacbook Airの発売が発表されたのでやってしまった感があります…。
ただ、急激な円安によってApple製品は通常より高くなっているので1つ前のモデルを安く買えたと思えば良いかなと思うようにしています。
ところで、それ以前に使っていたのが2015年に発売されたMacbook Airです。
このMacbook Airのスペックはこちら。
CPU:1.6GHzデュアルコアIntel Core i5
メモリ:8GB
ストレージ:128GB
Apple Storeにてメモリを4GBから8GBにカスタマイズしただけでそれ以外は通常のモデルと同様です。
2015年12月に114,800円で購入しましたが、コスパが良いモデルだと思います。
今までに4台のMacを使ってきましたが、一番長く使ったのがこの2015年モデルのMacbook Airです。
とは言え、新しいMacbook Airに買い換えた理由は、2015年モデルのバッテリーの持ちが悪いと感じたから。
M1のMacbook Airは数日充電しなくても使うことができるのでかなり満足です。
7年間使ったPCのバッテリーの持ち時間は5〜6時間程度
バッテリーの持ち時間は使用していた環境によって変わってきます。
当時は次のようなアプリを稼働した状態で使っていました。
・メモ帳
・Visual Studio Code(コードエディター)
・ターミナル
・写真
・Finder(フォルダ)
特に使っていたのがChromeです。
常時、タブを10個くらい開けっぱなしで使っていたこともあり、一番バッテリーの消耗が激しいアプリだったと思います。
この環境で、フル充電から充電器なしで5〜6時間程度は使うことができました。
確か、公式ホームページではこのモデルのバッテリーの持ち時間が7〜8時間くらいと謳っていたと思うので7年間も酷使した割にはバッテリー残量はそこそこ残っている感じです。
iPhoneユーザーなら分かると思いますが、2年間も使用していればフル充電しても1日ももたない状態になるのと比べれば、Macbook Airは検討している方だと思います。
外出先で数時間、仕事…という感じのライトな使い方なら7年酷使したモデルでもまだまだ使えます。
実際、この2015年モデルは売却せずに予備のノートPCとして保管しています。
一昔前のMacbook Airではモバイルバッテリーで充電ができない
M1のMacbook Airの充電方法はUSB-Cタイプのコネクタになっています。
このタイプの電源コネクタのMacbook AirであればスマホやタブレットPCに充電できるモバイルバッテリーでも充電することが可能です。
実は購入するまでモバイルバッテリーは専用のモノを購入する必要があるのかなと思っていたのですが、数年前に買ったAnkerのモバイルバッテリーで充電できることが発覚。
M1のMacbook Airは13時間程度持つようになったのでモバイルバッテリーを使うことはありませんが、万一の保険としてありがたいです。
ただ、どの世代のMacbook AirやMacbook Proでもモバイルバッテリーで充電できるわけではないので注意が必要です。
現在のUSB-Cタイプに対応しているのはMacbook Airでは2018年以降のモデルです。
それ以前のモデルでは電源コネクタが「MagSafe 2」や「MagSafe」などApple独自のタイプなのでUSB-Cのようにモバイルバッテリーで充電することができません。
実際、7年間使用していたMacbook Airの電源コネクタはMagSafe 2なのでモバイルバッテリーで充電することができない上に、付属の電源ケーブルが断線などで使えなくなってしまった場合には専用のケーブルを探す必要があります。
その点、2018年以降のMacbook Airであれば電源コネクタがUSB-Cタイプなのでモバイルバッテリーを使うこともできますし、純正以外の電源ケーブルを使うことも可能です。
Macbook Airの電源ケーブルは断線しないように持ち運びには気を遣う必要があったのでその心配が不要になったのは大きなメリットです。
急激な円安によりM2・M1のMacbook Airが高額
2022年3月に注文し4月に納品されたM1のMacBook AirはAppleでカスタマイズして159,280円にて購入しました。
CPU:M1チップ8コア
GPU:7コア
SSD:512GB
メモリ:16GB
一般のモデルと比べてカスタマイズした点としては、SSDとメモリをアップデートしたところです。
SSDは256GBから512GBへ、メモリは8GBから16GBへアップデートしました。
これにより4万円程度高くなりましたが、5年以上快適に使うことを考えた時には必要なカスタマイズだったかなと思っています。
急激な円安によって最新のM2のMacbook Airは大きく値上がりしています。
例えば、カスタマイズをしない基本的なスペックでもM1が134,800円であるのに対して、M2は164,800円と3万円も価格差があります。
(このM1の134,800円も現在の価格であり、3月時点ではもっと安かった記憶です)
SSDもメモリも同じで主な違いとしては、メモリがM1かM2、GPUが7コアか8コアくらいです。
M2のMacbook Airを使った経験がないので憶測になりますが、3万円以上の価格差を埋めるほどのパフォーマンスの差はないと思っています。
8月現在でもApple StoreにてM1のMacbook Airをカスタマイズすることが可能です。
最新モデルよりも価格重視の方はあえてM1を選ぶのも選択肢です。
カスタマイズをしていくと価格差が徐々に広がっていきます。
M1でカスタマイズしたスペックと同じようにM2で組んだ場合、M1が159,280円なのに対して、M2が220,800円と、価格差は7万円弱になります。
この価格差もスペック差というより円安による影響が大きそうですね。
同じM1のモデルでも購入時期により為替により価格差が生じているのでメルカリやヤフオクなど中古品でも購入価格よりも売上の方が高くなるケースもあるかもしれません。
まとめ
ちょっと前の感覚だと、Macbook Airは一番デフォルトの基本スペックなら10万円台で買えるお手軽ノートパソコンという認識でしたが、今回の円安で手が届きにくい価格帯になりつつあるのかもしれません。
この状況はおそらくMacbook Airだけに限った話ではなく、その他のPCメーカーにおいても同様だと思います。
NECや富士通、ドスパラなどの国内PCメーカーであってもパソコン内部の主要な部品の多くが海外製なので輸入に依存しているでしょうし、半導体不足はパソコン業界全体に言える話だと思うので今の為替状況が続くようであればパソコンの値段は上がる可能性が高いはず。
そんな時に選択肢に入れたいのが、旧世代の中古のノートPCです。
需要と供給のバランスで多少価格が上昇することはあるかもしれませんが、為替の影響は受けないので現存モデルと比べればだいぶ安く手に入れることができるはずです。
自分が7年間愛用した2015年モデルのMacbook Airでも今だに現役で使うことができるので、そこそこのスペックでなるべく安くパソコンを手に入れたいという人は中古PCを検討に入れるのもありかもしれません。
メルカリを例にすると、2015年モデルのMacbook Airが3万円以下で売られています。
ただし、中古のPCを購入する時にはメルカリやラクマ、ヤフオクなど個人から購入するのは避けた方が良いのかなと思います。
中古とはいえ、パソコンは高額ですし使用状況によって性能も大きく変わってくるので専門店の方が安心できると思います。
お店によってはサポートが付いているところもあると思うのでトラブルが起こっても使うことができます。