新型コロナウイルスによる緊急事態制限が発令されてほぼ2ヶ月。
数日前には、東京や神奈川、北海道など5都道県を除いた42府県で解除。
残念ながら自分が住む横浜は以前として緊急事態宣言のままの状態ですし、ここ数日では神奈川県の感染者数は全国で1位という不名誉な状況になっています。
3月くらいから首都圏では不要不急の外出は控えるようにとのお達しがあり、律儀にもそれを守って生活を続けています。
実際、電車にはもう3ヶ月弱も乗っていません。自動車や自転車での移動もありません。
不要不急の外出自粛とは言え、避けられないのが病院への通院。
新型コロナウイルスの感染が依然として心配されている中で、通院するべきかどうか悩んでいるんですよね。
たぶんきっと、同じような悩みを持っている方は多いと思います。
特に、私のように癌など大きな病気で定期検査が必要な方にとっては。
ガンが再発しないかどうか不安で病院に行きたくても行けない葛藤…。
甲状腺ガンで手術してから2年。コロナ感染で重症化リスクに不安
自分の健康について年齢と共にあちこち壊れてきたところもありますし、今は毎日腰痛との戦いです。
この記事を作成している今も、痛み止めを飲みながらコルセットを巻いてパソコンをやっているくらい。
でも、一番心配なのが、甲状腺ガン。
ガンと聞くと肺癌や胃癌、乳がんなどを思い浮かべる方が多いと思いますが、甲状腺癌もその他のガンと同じ厄介な病気です。
ただ、甲状腺癌がその他のガンと大きく違うのが、生存率の高さです。
ガンの生存率は、部位とステージによって決められるのですが、甲状腺癌は全ステージを通して予後が良好でおとなしいガンと言われています。
幸い、自分は2018年4月末に都内の医大にて左右ある甲状腺のうち、左全部と右一部を摘出しました。
術後の病理検査の結果、リンパ節への転移は見られず、ステージⅠという診断に。
統計的に言えば、5年生存率はほぼ100%に近いと言えるのかもしれません。
手術を受けてから2年が経過しましたが、甲状腺に関しては体調は良好です。(もっぱら最近は、腰痛や肩こりが頭痛の種)
ここ最近ではガンで悩むことはほとんどありませんでした。
でも、2月頃に新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた時からそれも一変。
この当時は新型コロナウイルスに感染者のうち、持病を持つ人は重症化しやすいと言われており、ガン患者である自分はここで言う持病に該当するのかなと思っていました。
しかも、この当時は横浜は全国でも一番感染リスクの高い地域だったはず。
旧正月で横浜中華街を訪れる中国人旅行者が多数いた上に、横浜港には大型クルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」には感染者多数いる状況でした。
中華街にもよく行きますし、その近くの元町にも散歩や買い物でよく行く場所です。
とにかく、2月頃はいつ新型コロナウイルスに感染して重症化したりしないかどうか、心配した日々でした。
経過観察でCT検査・血液検査を半年に1回程度病院を受診
それからというもの、不要不急の外出を自粛するような生活をしてきました。
仕事場は自宅なので通勤というものはありませんし、買い物は全てネット通販。唯一の外出は、気分転換と運動不足の散歩くらい。
病院への通院と言えば、これまで甲状腺ガンの治療をした都内の大学病院と、浦安にあるクリニックの2つ。
手術をした直後は毎月通院していましたが、ここ最近では数ヶ月から半年に1回くらいの頻度です。
ただ、この病院での診察は、甲状腺ガンの他にも呼吸器内科も受診しています。
というのも、手術をする前の精密検査の際に肺に小さな陰影があり、CT検査で陰影の変化をチェックしています。
医師からはガンの可能性は小さいとは言われているものの、万一のことを考えて肺でも通院しています。
また、浦安のクリニックには腰痛や慢性蕁麻疹などの薬を貰いに1ヶ月半に1回くらいの頻度で通っていました。
横浜に住んでいるのになぜわざわざ遠い浦安まで?という感じですが、浦安に住んでた6年半ずっとここで、次の麻布でもお世話になっていました。
クリニックまで往復3時間くらいかかるので面倒ではあるんですが、内科から整形外科、皮膚科までワンストップで診察をしてくれるので自分のかかりつけ医みたいな存在。
そんなこんなで今までならほぼ毎月、病院に通院をしていたんですが、もう半年間も病院を受診できていません。
それは、病院や通院中に新型コロナウイルスの感染が怖いから。
病院の待合室や電車内で感染しないか不安で予定をキャンセル
いくらマスクと消毒薬持参で完全防備をしていたとしても、人って無意識に2000回以上も顔に触れていると言いますし、限界があると思うんですよね。
そして、万一感染してしまったら持病持ちの自分は重症化するのではと考えてしまうと、怖くて電車にも乗れません。
1ヶ月半に1回は通っていた浦安のクリニックは予定よりも3回もキャンセルしています。
ここで処方してもらっている薬は1日2回服用を1回にしたり、1錠を半分にしてみたりでギリギリ対応していますがもうほとんど薬は残っていません。
そして、甲状腺ガンと肺の検査も3月と5月に診察予定に入っていたんですが、どちらとも予約をキャンセルしてまだ次の診察は未定の状況。
蕁麻疹や腰痛なら通院を抑えても命に関わることはないので耐えることができますが、ガンは通院を無視することはできません。
病院に行けなかったことで一番怖いのが、ガンの再発や転移を見逃してしまわないかということ。
ガン治療の基本は早期発見、早期治療が第一だと実感しています。
だからこそ、今までは人一倍、多めに病院に通っていたのに、ここ2、3ヶ月の検査の遅れが悪いことに繋がらないかどうか不安です。
次の検査はまだ未定。
先延ばしにはしたくないので来月には病院に行きたいところです。
ここ半年間、病院に行きたくても我慢してきて腰痛はめっちゃ辛いですし、ADHDの検査も受けたいですし、緊急事態宣言解除後は病院通いで忙しくなりそうです。