新型コロナウイルス蔓延で仕事の売上にも大打撃
昨日、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、全国の小中高の臨時休校が安倍首相から発表されました。
一昨時点では休校を実施していたのは北海道や千葉市など一部の自治体。それが今日になってまさか全国に拡大するとは驚きです。
ほんのついこの間までは他人事に考えていた新型コロナウイルス。
数日前に日帰り旅行した箱根は観光客もたくさんいて世界中でウイルスが蔓延している事実はあんまり感じなかったくらい。
それが今では切実な問題になりつつあります。
大小様々な影響はありますが一番大きいのが仕事。
人々が出歩くなり先行き不安で買い控えが増えたことで売上が減少。
例年通りなら今月くらいから夏にかけて売上が伸びていくはずだったんですが…。
仕事の見通しは暗いです。
政府の発表などではここ2週間くらいが新型コロナウイルスのピークなんじゃないかと言われているので来月中に収束してくれればいいのですが…。
これはあくまで個人の話ですが日本の産業レベルでは大打撃でしょうね。
新型コロナウイルスの大流行が引き金に世界的な金融危機も
新型コロナウイルスは日本の産業レベルでは大打撃です。
観光業やイベント系、飲食系などは中国人観光客の大幅な減少により1ヶ月くらい前から影響が出始めています。
中にはコロナウイルスが原因で経営破綻や倒産したところも。
個人的には新型コロナウイリスの流行がきっかけで金融危機も起こったりするんじゃないのかなと心配しています…。
最後に金融危機が起こったのが2008年のリーマンショック。
サブプライム住宅ローンが住宅バブル崩壊をきっかけに投資銀行のリーマン・ブラザーズが負債総額60兆円以上で経営破綻。その影響が金融機関を中心に連鎖し世界規模での金融危機となりました。
そのリーマンショックが起こってから既に11年ちょっと。
日本ではリーマンショックから回復するまでに何年も時間がかかりましたがアベノミクスを契機に日本経済は回復。
一時は日経平均株価が1万円を切っていましたが今では2万円台までになりました。
そんな金融危機が近いうちに可能性があります。
世界規模での金融危機は10年に1回の頻度で起こると言われています。
直近で言えば、1987年に起こったブラックマンデー、2000年のITバブル、そして2008年のリーマンショック。
前回の金融危機から10年以上も経過して次の大不況がそろそろ…。
新型コロナウイルス問題が起こるまではドイツ銀行が金融危機の引き金になるんじゃないのかなと思っていました。
ドイツ銀行はいまだにサブプライムローンの影響を引きずっていると言われています。
また、2015年に自動車メーカーのフォルクスワーゲンが排ガス規制違反で制裁金やリコールで負担額が少なくても2兆円以上、それに対してドイツ銀行が1兆円の金融融資を行っています。
ドイツ銀行が業績悪化なのはほぼ間違いなく、2019年に従業員2割にあたる1.8万人をリストラし、生き残りをかけてドイツで大手のコメルツ銀行との合併話もご破算に。
万一、ドイツ銀行が破綻でもしたらその影響はリーマン・ブラザーズの比ではならないくらい深刻です。
世界的な株安で景気悪化は避けられない
今日の日経平均株価は前日比で1000円も安くなっています。
NYダウでも1000ドル以上も安くなっていて株安は国内外で見られます。
新型コロナウイルスの蔓延で先行きの見通しが暗いことが株安の原因なんでしょうね。
この前後にイギリス大手の金融機関であるHSBCは600億円以上の追加引当金が必要と発表しました。
また、日本の日銀に相当するFRBのフィラデルフィア連邦準備銀行はアメリカの6つの州が半年以内に景気後退に入るとのレポートを出しています。
一時は中国や日本などアジアだけの問題でしたが新型コロナウイルスの感染が欧米でも見つかったことで経済への影響は世界規模になりつつあります。
景気が急速に悪化したことで倒産や経営悪化の企業は増加するはずです。
銀行の貸し出したローンが回収困難となり不良債権が増えれば金融機関は深刻な経営危機に陥ることになってしまいます。
経営破綻する金融機関が出たら不況は避けられなさそうです。
まとめ
新型コロナウイルスが早く収束を願うばかりです。
そのためには一時的に街から人が消えるのもやむを得ないと思います。
コロナウイルスが金融危機の引き金になるかどうかは今後の対策次第です。
一時的な景気の低迷で済むか、それとも大不況になってしまうか…。